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ジャン・パウル『老人の上機嫌ほど美しいものはない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

まず、老人が上機嫌になるときがどういうときなのか、想像してみる。確かに、いつも不機嫌そうにしている老人はいる。あるいは無表情だ。しかし、自分の家庭に愛が溢れ、孫や子供達が元気に騒いでいるような場合は、往々にして、老人たちは上機嫌でいるような印象がある。あるいは、私は世界遺産や庭園等に取材でよく行くが、混雑を避けて、あえて平日に行くと、そこにいるのは老人が多い。余生を満喫しようとしているのか、そういう場所がもともと老人が好む場所なのか、どちらにせよ、そこにいる彼らは往々にして、上機嫌だ。

 

 

上機嫌の老人に共通しているのは、『感謝』という印象が強い。若い人間なら、何か自分の目的の物が手に入ったり、色恋の話で盛り上がり、あるいは金儲けや、ときにはライバルを蹴落としたことで悦に入ることがあるが、老人たちはそうではなく、残る余生を『平和』に生きることを念頭に置いていて、道路の片隅にひっそりと咲く花や、移り行く季節を感じながら、刻一刻と近づく自分の終末の時と照らし合わせて、感慨を覚えている。

 

ゲーテは言った。

 

老人がたどり着く境地こそが、人間が本来在るべき心の姿なのかもしれない。

 

 

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