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ジャン・パウル『貧困と希望は母と娘である。娘と付き合っていると母のほうを忘れる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

例えば、どこかを痛めたら、別のどこかを強くつねれば、最初に痛めた方の部位の痛みが、中和される。そういう様な事が実際にある。または、寒さで冷え切った身体に、足元だけ足湯に浸かって暖まると、嫌だったはずの身体全体の冷えが、心地よくなる。あるいは、脳は睡眠中でも一生休むことなく動き続けるが、別の脳の部位を使うことによって、違う脳の部位を使わないことにはなるので、その脳を一時的に休ませることは出来る。

 

例えば、普段人の指示をすることが多い人は、一方的に受け身でいればいいような環境に身を置くことで、普段使っている脳の部位を休ませることが出来る。例えば『映画鑑賞』だ。そう考えると、『人間は一つの事にしか集中できない』という一つのキーワードが思い浮かんでくる。

 

集中

 

御託はいい。とにかくそれを利用すればいいのだ。希望を持てばいいのだ。夢を抱けばいいのだ。それが、この儚く”意味”の無い人生に、尊い”意義”を見出そうとする、人間の”意地』である。貧しい生活を強いられる人間にも幸せな人間はたくさんいる。豊かな生活を送ることができる人間にも不幸な人間はたくさんいる。今、貧しい生活を強いられている人はこれを受け、それを真正面から受け入れないだろう。

 

(なにが不幸だよ。結局金なんだよ。)

 

という発想が頭をよぎるだろう。そういう人は、経験をしてみるか、想像力を働かせるか、どちらかを実行に移せばいい。貧しい生活の中でも実験は出来る。例えば、人をぞんざいに扱い、それで得る感覚と、人を尊重し、それで得る感覚を比較してみる。すると、間違いなくそこにある感情は、『不幸』と『幸福』であるということを知るだろう。だとしたら同じ考え方で、裕福になった自分の人生を想像してみるといい。『金持ちで不幸になった人間』などいくらでもいる。

 

不幸

 

さしずめ彼らは、支配されているのだ。つまり、金を持つ資格を持ち合わせていなかった。しかし、金という絶大な威力を持った物を前にしては、人は常に欲望の暴走の支配と向き合い続けなければならない。そういう心配をしなくて済む。貧しい人間は苦労も多いが、その生活の中に幸せを見出そうと思えば、いくらでも見出せるのである。

 

 

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