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渋沢栄一『余はいかなる事業を起こすにあたっても、利益を本位に考えることはせぬ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『余はいかなる事業を起こすにあたっても、利益を本位に考えることはせぬ。この事業は起こさねばならず、かの事業は盛んにせねばならずと思えば、それを起こし、関与し、あるいはその株式を所有することにする。』

 

まさに、渋沢栄一の著書、『論語と算盤』にはこうある。

(かの孔子孟子の教えを、孔孟教というが、これは『儒教』のことである。儒教は別名『孔孟教』、つまり『孔子と孟子の教え』だ。)

その孔孟教の誤り伝えたる結果は、『利用厚生に従事する実業家の精神をしてほとんど総てを利己主義たらしめ、その念頭に仁義もなければ道徳もなく、甚だしきに至っては法網を潜られるだけ潜っても金儲けをしたいの一方にさせてしまった。従って、 今日のいわゆる実業家の多くは、自分さえ儲ければ他人や世間はどうあろうと構わないという腹で、もし社会的及び法律的の制裁が絶無としたならば、かれらは強奪すらし兼ねぬという情けない状態に 陥っている。(中略)義利合一の信念を確立するように勉めなくてはならぬ。富みながらかつ仁義を行い得る例は沢山にある。義利合一に対する疑念は今日直ちに根本から一掃せねばならぬ。

 

 

孔子(論語)も教えた『義利合一』。利益だけに目が眩むような、拝金的な生き方は恥そのもの。いや、そういう精神論的な話だけではなく、実際に『恥をかく』ことになるのが相場なのだ。『膨張』と『成長』は違うのである。膨張して膨らんだバブルが弾けてた後にかけられるのは『情け』であり、向けられる目は『軽蔑』だ。それが『恥』でなければ、なんであるというのか。だとしたら歩くべき道は『義』だ。仁義、道義、正義、『金』に支配されている人間は、その道を見出すことは出来ない。それが出来るのは、『なぜ金が存在しているのか』という根幹に目を向けた人間だけである。

 

 

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