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サルトル『嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。だから、私は生まれながら嘘を相続している。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

階級があることによって、そこに格差が生まれてしまった。ルソーが書いた自身の著書『人間不平等起源論』の文中にはこうある。

「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、(中略)しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、(中略)奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」

 

 

つまりルソーは、『人間は元々平等だったが、 その平等さを追い求めた結果、『不自然な不平等』が起きた』と言う。それが『法律』、『政治』、『家族』、『勤労』といった『社会制度』であり、地位や名誉、そして財産による階級の差異、差別化である。ルソーとサルトルの意見は一致している。人間は元々平等だったはずだ。それを、『人間が』、人為的な概念を植えつけたことで、『歪み』が起きてしまった。それを継承してしまっているのが、この世の人間界にある現実なのである。

 

例えば、かつての『カースト制度』はどうだろうか。生まれてからもう、『奴隷』というような虐げられる身分を持ったのなら、その人生は、とても窮屈なものになる。こういうこと(輪廻)があっていいのだろうか。しかし、それらは強く、今でも根強く信じられている。

 

ブッダが定義した『罪』は、

ブッダ

 

『執着』である。

 

 

これはブッダの言葉を私が超訳したものだが、参考文献にも、

『生まれ変わりの建築材料に使う煩悩と無知を、全て破壊しつくした』

 

と書いてあり、釈迦は、自分が生まれ変わることはないと断言した全ての人間は、一度立ち止まって問題を深く考え直す必要があるのかもしれない。

 

 

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