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サルトル『青春とは、奇妙なものだ。外部は赤く輝いているが、内部ではなにも感じられないのだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『何も感じられない』というところがポイントだ。例えば、青春時代にやる暴飲暴食は、その時代、当たり前だと思っている。腹が満たされれば別に何でもいいし、ダメージも残らない。とにかくパワーのある食べ物をガツンと食べたいから、ピザ、ラーメン、カレー、かつ丼、牛丼、天丼、ハンバーグ、オムライス、ハンバーガー等、ファーストフード、パワーフードを栄養素を気にすることなく、ガツガツ貪りつくす。

 

カメラ

 

だが彼らは、壮年期にいる人間ほど、食の有難味と重要性を理解していない。だから傍から見たらパワフルかつエネルギッシュに見えて、無知だからこそ全知全能の様にふるまう彼らが無限の可能性を持っている様に見えるが、とんでもない。彼らはいずれその『若気の至り』のツケを払うことになるだろう。もう少し慎重に、かつ建設的に人生を生きようと思えば、傍から見ても『堅実』にしか見えないはずである。しかし往々にして彼らは青春時代を謳歌しようとし、そして『謳歌』とは往々にして、『浪費』であることが多い。華やかに見えて、実は浪費している。それはまるで、人生及び経営哲学における『成長と膨張の違い』に似ている。

 

投影バイアス』とは、『今もこういう感情なのだから、1時間後も、1年後もこういう感情だろう。』と決めつけてしまう先入観の事を指す心理学用語である。我々は青春時代、この投影バイアスによって将来の自分を見極めることが出来ない。つまり、歳を取った人間からすれば『無限の可能性』に見えても、自分たちはその感覚が無いのである。

 

価値を持っていても、それを使いこなすことが出来ない。それは『宝の持ち腐れ』であり、『人生の浪費』である。それがわかっているはずの教育者は、そのことについて命を懸けて教えなければならない。もちろん無視されるだろう。なにしろ彼らからすれば、『まるで投影できない価値のない話を押し付けられる』のだ。

 

だが、教育の神、森信三は言った。

 

自分が『壮年である』と自負するならば、それをやる責務がある。

 

 

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