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サミュエル・ジョンソン『何事も思っているほど悪くない。朝になれば状況はよくなっている。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]イギリス詩人 サミュエル・ジョンソン画像)[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
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考察

『朝になれば状況はよくなっている』ということは、『朝、起きるまでの間に何かが起きた』ということになる。ということは、『寝ている間』だ。睡眠中だ。それまでは、少し悩んでいた。憂いていて、心配していた。しかし、寝て起きてみたら、状況は変わっていた。それは一体どうしてだろうか。答えは簡単である。人間の脳は、睡眠中に不必要な情報を除去し、整理するからである。

 

 

人間の脳は、睡眠中であっても一生休むことは無い。ただし、整理されることはある。それが行われるのが、睡眠中だということなのである。これが良い方向に向くときもあるし、悪い方向に向くときもある。つまり、自分が『不必要な情報』だと思っていても、実際の部分では、極めて『重要な情報』も、整理されてしまう可能性があるわけだ。その代表的な人間が、6年前ほどの私の部下である。彼にプログラミングされていたのは、『自分がひた生きること』だった。従って、それ以外のことは『不必要』であり、結果、当然『利己的な人間』に成り下がっていた。

 

もちろん理由はあった。幼少の頃、事故で兄を亡くしているのだ。そういう理由がある。だから、回路が複雑と言えば、複雑なのだ。しかし、だからといって利己的な人間に成り下がっていい、という理由にはならない。彼は私にこっぴどく怒られ、怒鳴り散らされ、約束した内容を、次の朝にはもう、忘れてしまっていることが何度も何度もあった。それはまるで『異常』なほどに、あった。

 

彼の中では、それは自己防衛本能だったに違いない。例えば幼少の頃、いつも一緒にいたはずの兄が、死んで急にいなくなり、その理由を理解することが出来なかった。そんな時、自分にどういう言い訳を用意すれば、自分の心は虚無に覆われないか。そんなことを長い時間をかけて、家族と共に慰めあってきて、そして出来上がった人格だったに違いない。

 

彼の場合は、この脳の仕組みが『良い方向』に向けて、その悲しみを乗り越えることが出来た、と自負していた。だが、実はそれはその場しのぎの応急処置であり、『悪い方向』だったのだ。現実逃避をして、『楽観的』と『無責任』の意味を理解しないで、ただただ現実を直視することを避けていただけだった。ここで考えられるのは、『脳の仕組み』と、この『たった一度の人生』という掛け替えのない要素における、重要性である。

 

 

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