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ゲーテ『その夢を失くして、生きてゆけるかどうかで考えなさい。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

生きてゆけるなら、自分がやりたいことはまだ他にもあるということになる。だが、どうしてもそれを失くしてしまうと、自分が生きている意味さえわからなくなってきて、パニックを起こしてしまい、あるいは命を絶ってしまうというのであれば、その人とその夢は、強い絆で結ばれた、まるで『片割れ』だ。

 

『ソクラテス・イエス・ブッダ 三賢人の言葉、そして生涯』にはこうある。

喜劇作家であるアリストパネスは演説でこう言った。

『かつて人間は二つの肉体が背中合わせとなった存在であった。』

一体となっている二つの肉体のどちらも男である場合、どちらも女である場合、そして男と女である場合(両性具有=アンドロギュロス)があった。残念なことに、ゼウスの決定により、彼らの肉体は二つに分断された。それ以来、私たちは分離されてしまった片割れを求めている。元の肉体の組み合わせにより、求める片割れは男もしくは女である。アリストパネスによると、この探究こそが私たちが愛と呼ぶものである。愛とは、失われた原初の結合を回復しようとする欲求である。愛によって自分と一体であるべき片割れを見つけ出し、私たちの本来の姿を完全に回復できた時、私たちは最高の幸せを手に入れることが出来る。

 

アリストパネスが言うのは、男女のことだ。しかし、これとほぼ同じイメージで、このゲーテの話も通用するのである。あるとき、韓国の天才棋士、趙治勲は、交通事故に遭い、全身麻酔を伴う大手術が必要になった。執刀医に、全身麻酔をすると脳にも影響が出て、碁が弱くなる可能性を否定できないと告げられる。

 

しかし趙治勲はこう言ったのだ。

 

私が見る限り、この『片割れ』に出会って、それを大切にしている人間は、何かしらの大きな結果を出しているか、あるいは、人生に悔いを残さない。

 

 

 

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