偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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考察
この言葉に出会ったのは10年ほど前だろうか。いつかこうしてこの言葉を内省しなければならないと考えていた。実は、公認会計士兼経営者であるキングスレイ・ウォードの言葉として認識していたのだが、実際は違った。彼の本『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』で明らかになった。この言葉は、キングスレイ・ウォードが尊敬するクロード・ホプキンズが、著書『広告業に生きる』の中で語った言葉なのである。
自分の周りにいる人は、『たまたま周りにいた』だけではないか?例えば生まれて幼稚園や保育園に行き、小学校や中学校に行く。すると、その学園や学校のエリア内である同級生たちと顔を合わせる。これは『偶然』である。たまたまなのだ。だが人間は、その『偶然の関係』に固執し、あるいは『しがらみ』を覚えて窮屈になったりする。そういうときはこの言葉を思い出すのが良い。
憂い、悩むその人間関係は、本来自分が築くべく人間関係ではなかった、彼らの言葉は聞くべき意見ではなかったのかもしれない。だから、『いじめ』があるなら無理してそこへ通わなくていいし、理解者がいないことについて落ち込むことは無いのだ。
『自分の一生に関わる問題』というのは、自分のパラダイム(価値観、どう生きていくか)を設定、構築するという問題も含まれる。無理して合わせる必要はない。なぜなら彼らはただの、『その他大勢の一人』かもしれないのだから。
『パレートの法則』とは、この世が往々にして80対20で成り立っていることを示唆した法則である。『大多数』=『80%』。実に大多数の人間は、見渡せばすぐに見つかる『その他大勢の一人』だ。彼らも当然、立派な人間だ。だが別に、だからといって彼らが正しい選択を取っているとは限らないのである。どちらかというと、『20%』の側にいる人間の方が、勇者である場合が多い。だとしたらホプキンズの言う言葉通りだ。我々が気にするべきなのは『その他大勢の意見』ではない。たった一度の自分の人生なのだ。
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