偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『日本人はいつからこんなにマヌケ、せこくなったのか。死体から何か盗ったり空き巣に入ったりさ、ああいうの撃ち殺していい。』
震災の時、そういう泥棒がいたわけだ。そしてそれを受け、たけしが生放送のニュースでそう言った。だが、思ったより苦情はなかった。むしろ、『よく言った』という声が多かったと言うのだ。
『日本人の矜持はどうした』
というたけしの叫びは、当時の多くの日本人に突き刺さったようだ。私も客観的に見ていて、世界があれだけ日本人のことを見直して、スティービー・ワンダーなどは『世界一誇り高い民族』とまで称賛する中、ただただ残念だったという感想を抱いたが、しかし、他の国では強奪や治安の悪化は当たり前だということを考えると、致し方ない、という感想も、少しはあるわけだ。
だがもちろん、たけしの言う意見を聞けば背筋が伸びるわけで、射殺するということまでは言い過ぎだが、しかし、そうした高潔な精神は日本が世界に誇る武器でもある。アメリカは『罪』の文化で、日本は『恥』の文化と言われてきた。天災によって多くの人の命が奪われ、仕事が奪われ、薄皮一枚の義務と責任でそれまで必死に生きて来た人間が、そこで開き直ってしまう気持ちはよくわかる。
わかるが、しかし矜持を忘れたら最後、それより更に悪い展開に陥ってしまうことは明白。負の悪循環を生み出さないために、断ち切るために、被害を最小限に抑える為に必要なのは、人間の矜持なのである。全ての人間は、天災も含めた全ての試練に直面した時、その真価が問われることになる。
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