index

川上哲治『怖いのは「小義」に惑わされて「大義」を見失うことです。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者
ふむ…。

[adrotate banner=”6″]

目次

考察

『怖いのは「小義」に惑わされて「大義」を見失うことです。人間は誰しも他人から悪く思われたくないという私心を持っています。とりわけ、プロ野球選手は年俸で生活していますから、試合に出てナンボ、打ってナンボの世界です。その生殺与奪を監督は一手に握っているわけですから「一回くらいはチャンスをあげよう」「たまには大目に見よう」という気持ちも出てきます。しかし、その甘さが勝ち星を逃がす失敗につながるのです。』

 

『生殺与奪(せいさつよだつ)』というのは、生かすも殺すも、与えることも奪うことも、全てその権利を与えられている、という状態のことを言う。従って、監督しては、まさに選手の生殺与奪の権利を持っているわけだから、特権の乱用や越権行為にひた走る行為は、言語道断なわけだ。彼らに嫌われない為には、彼らに活躍の場を与えてやればいい。だが、そこにもし同情的な情けがあるのなら、それは逆効果になる場合もある。

 

例えば、今や誰もが知る存在となった一流選手、元楽天のマー君。彼は、野村監督に指導されていた20歳やそこらの時代に、記者に対してこう言っていた。

『別に褒められたいとは思わないです。褒められて喜ぶということは、『お前はここまでの人間だ』って言われているのと同じだと思うから、褒められて喜ぶのは、二流だと思います。叱られるということは、『お前はまだまだ伸びる』って言われているのと同じだと思うから、叱られて喜べなければ、一流にはなれないと思います。』

 

 

彼がもし『情け』などをかけられていたなら、彼のあの反骨精神あふれるエネルギーは、存分にその実力を発揮しなかったかもしれない。また、違う場面で私が思い出すのは、お笑い芸人『笑い飯』の件だ。9年連続で決勝進出した彼らが、最後のM-1の優勝者となったとき、審査員だった松本人志は、彼らにこう言っていた。

 

松本人志
(最後くらい)獲らせてあげたいなって。

 

しかしそれを受け、明石家さんまが『さんまのまんま』で言ったのはこうだ。

 

明石家さんま
獲らせてあげたいってことやねんけどもやな、お前らあのまま最後まで優勝しなかった方が格好良かったで!

 

彼らが実力者でありながら、歴史的な人物とまでは言われない理由は、このあたりにあるのかもしれない。

 

 

 

[adrotate banner=”7″]

関連する『黄金律

あわせて読みたい
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   第10の黄金律 『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   生命が、その命を度外視してなし得ることは、尊い。   『人生は物語の...
あわせて読みたい
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   第11の黄金律 『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   自分のこの命を何と心得る。この広漠とした果てしない宇宙、過去、未来...
あわせて読みたい
『「生きる」ということの本当の意味とは。』   第12の黄金律 『「生きる」ということの本当の意味とは。』   『生きる』というのは命の躍動だ。命の浪費ではない。   『生きるとは呼吸することではない。...

同じ人物の名言一覧

あわせて読みたい
川上哲治の名言・格言一覧 日本のプロ野球選手。生誕1920年。男。通称『打撃の神様』。川上哲治(画像) 名言一覧 『企業に勤めると、冷や飯を食わされる時もある。その時にグチをこぼしたり、腐...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次