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亀井勝一郎『死そのものよりも、死についての想像の方が、はるかに我々を恐怖せしむる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

古代ローマの哲学者、プリニウスは言った。

 

『死』という事実そのものはあるが、それは断固としてそこにあるだけで、それをどう評価するかということは、人間の想像力次第だ。普通に、太陽があって、リンゴがあって、テレビがあって、という風に想像していくとき、(あったかいなあ)、(おいしそうだなあ)、(面白い番組やってるかなあ)という風に人はそれについて感想を抱いていくわけだが、『死』というものは、その実態が未だに不明であり、得体がしれないわけで、正直、どう感想を抱いていいかわからない。

 

(楽しそうだなあ)とはならない。何しろ、『痛み』を知っているからだ。痛みの頂点である『死』というものは、とても怖い印象があるのだ。それに、無残な事故を見ている。残忍な事件を知っている。我々が『死』について抱いている印象は、どんどん悪い方に膨らむばかりなのである。

 

 

子供がいる人間なら、その子供を置き去りにすることにもなる。自分が死んだら、その子を一体誰が育てるというのか。そう思うと、とても悲しいし、怖いし、嫌なのだ。そういう風に、ありとあらゆる条件や要素が組み重なって、死の恐怖への創造をかき立たせるのである。

 

しかし、ソクラテスがこう言うのだ。

ソクラテス

 

そうか。もしかしたら、死ぬことは善いことなのかもしれない。もちろん悪いことかもしれないが、善いことかもしれないのだ。どうせ無限の想像力を働かせるなら、楽観的に考えて、最後の一呼吸を終えるその瞬間まで、自分の命を使い切ることを念頭に置きたい。

 

 

 

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