偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『死への絶望なしに、生への執着はありえない』だったらわかるが、執着ではなく『愛』としていることは、正しいだろうか。例えば、自分の子供がいつか死んでしまう事実と、ずっとそのまま死なない事実、あるいは、死んでも天国的なところへ行ける事実が判明している場合で、親は、子供に対して『愛』を失ったりすることがあるだろうか。
あるいは子供には、『死への絶望』という考え方があるだろうか。大人の様に、死ぬことがどういうことなのかを明確に理解し、涙を流して絶望に打ちひしがされるだろうか。それとも、キョトンとして、いなくなってしまった事実を理解出来ないだろうか。もし、理解できないのであれば、子供は『死への絶望』も理解できていない。では、その子供は、親を、兄弟を、愛していないだろうか。
しかしここで考えたいのは、カミュが言っているのは『家族を』ではなく、『人間を』でもなく、『人生を』でもなく、『生への愛』ということなのだ。つまり、恐らく子供は、『生』も同時に理解していない。だから、アリを捕まえてアリ地獄に入れて実験してみたり、バッタを踏み潰したり、トンボの羽を引きちぎったりすることが出来るのだ。子供には、あまりそれについての罪悪感がない。ということは、『死』と『生』の両方を理解していないのだ。彼らとて、『死』が一体どういうものなのかということを知れば、背筋が凍り、身の毛がよだち、自分のやっている行動がどういうことか、思い知ることだろう。
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