index

カミュ『死への絶望なしに生への愛はありえない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者
ふむ…。

[adrotate banner=”6″]

目次

考察

『死への絶望なしに、生への執着はありえない』だったらわかるが、執着ではなく『愛』としていることは、正しいだろうか。例えば、自分の子供がいつか死んでしまう事実と、ずっとそのまま死なない事実、あるいは、死んでも天国的なところへ行ける事実が判明している場合で、親は、子供に対して『愛』を失ったりすることがあるだろうか。

 

 

あるいは子供には、『死への絶望』という考え方があるだろうか。大人の様に、死ぬことがどういうことなのかを明確に理解し、涙を流して絶望に打ちひしがされるだろうか。それとも、キョトンとして、いなくなってしまった事実を理解出来ないだろうか。もし、理解できないのであれば、子供は『死への絶望』も理解できていない。では、その子供は、親を、兄弟を、愛していないだろうか。

 

しかしここで考えたいのは、カミュが言っているのは『家族を』ではなく、『人間を』でもなく、『人生を』でもなく、『生への愛』ということなのだ。つまり、恐らく子供は、『生』も同時に理解していない。だから、アリを捕まえてアリ地獄に入れて実験してみたり、バッタを踏み潰したり、トンボの羽を引きちぎったりすることが出来るのだ。子供には、あまりそれについての罪悪感がない。ということは、『死』と『生』の両方を理解していないのだ。彼らとて、『死』が一体どういうものなのかということを知れば、背筋が凍り、身の毛がよだち、自分のやっている行動がどういうことか、思い知ることだろう。

 

 

 

[adrotate banner=”7″]

関連する『黄金律

あわせて読みたい
『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   第10の黄金律 『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』   生命が、その命を度外視してなし得ることは、尊い。   『人生は物語の...
あわせて読みたい
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   第11の黄金律 『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』   自分のこの命を何と心得る。この広漠とした果てしない宇宙、過去、未来...
あわせて読みたい
『「生きる」ということの本当の意味とは。』   第12の黄金律 『「生きる」ということの本当の意味とは。』   『生きる』というのは命の躍動だ。命の浪費ではない。   『生きるとは呼吸することではない。...

同じ人物の名言一覧

あわせて読みたい
カミュの名言・格言一覧 フランスの作家。生誕1913年。男。アルベール・カミュ(画像) 名言一覧 『人間は理由もなしに生きていくことはできないのだ。』 『冬のさなか、わたしはやっと気づいた...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次