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カミュ『真に重大な哲学の問題は一つしかない。それは自殺だ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『真に重大な哲学の問題は一つしかない。それは自殺だ。人生を苦しんで生きるに値するか否かという判断をすること、これが哲学の基本的な質問に答えることだ。』

 

シェイクスピアは言った。

 

そうだ。それが疑問なのだ。29歳で尊厳死を選択したブリタニー・メイナードは言った。

『さようなら、親愛なる全ての友人たちと愛する家族のみんな。今日、私は尊厳死を選びます。この恐ろしい末期の脳腫瘍は、私からたくさんのものを奪っていきました。このままでは、さらに多くのものが奪われてしまったことでしょう。この世界は美しい場所です。旅は、私にとって最も偉大な教師でした。最も偉大な支援者は、近しい友人や仲間たちです。こうしてメッセージを書く間にも、私のベッドのそばで応援してくれています。さようなら、世界。良いエネルギーを広めてください。次へつなげましょう。』

 

普通に暮らしていて、安定していて、楽しんでいる人の頭には入らないだろう。カミュとて、そんな人たちのことを指して言っているのではない。ここで言っているのは『人生に苦しんでいる人』だ。ブリタニー・メイナード然り、例えば戦場で、戦友が何人も相手に銃弾によって倒れ、手りゅう弾によって手足、顔面が吹き飛ぶのをこの目で見て、もう、自分一人しかいない。しかし、相手はまだ10数人はいて、こちらに銃を乱射しながら突進してくる。そんな時、自分は一体どう行動したらいいだろうか。

 

軍隊に命を懸け、昨日まで笑って酒を飲み、カードゲームをして遊んだ、恋人や家族がいて、彼らの帰りを楽しみにしているその人たちの顔も頭に浮かんだ、しかし、彼らはもう死んだのだ。これが、戦争なのだ。自分も指を2,3本失った。手には激痛が走る。しかし、何とか運よく残された足で逃げ回れば、あるいは自分の命だけは助かるかもしれない。だが、選択肢はもう一つある。倒れた戦友の衣服の中にある手りゅう弾を取りに行き、それを両手に抱えて投げ、ライフルを持って相手に突進するのだ。それで戦友たちは報われる。

 

しかしそれは、自殺行為だ。そして、戦友たちは本当にそれで『報われる』のだろうか。そもそも、『戦争』があってはならなかったのではないだろうか。

 

山本五十六は言った。

 

しかし、それでもそれを未然防ぐため、それの被害を最小限に抑えるために、今日も明日も、軍人たちは激しいトレーニングに勤しむ。そして、一般人の知らないところでこうして命を賭して闘っているのだ。突進した彼に残された選択肢は、それ以外にはなかったように見える。しかし、もし『軍隊など最初から必要ない』としたのであれば、その『必然的な選択肢』は、最初から無きものにすることが出来る。

 

どうすればいいのか。人間は今、本当に『最高到達地点』なのか。

 

『生きるべきか死ぬべきか。それが疑問だ。』

 

 

 

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