葛飾北斎『天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、本当の絵描きになってみせるものを。』

04/20/2019

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[say name=”偉人” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/人物アイコン.png”]日本の画家　葛飾北斎（画像）[/say]

[say name=”運営者” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/03/シャーロックホームズアイコン1.png” from=”right”]ふむ…。[/say]
[adrotate banner=”6″]

考察

葛飾北斎は、死の直前に言った。

『天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、本当の絵描きになってみせるものを。』

『赤富士』をはじめ、

［画像］

こんなにも群を抜いた絵を描くというのに、『本当の絵描きではない』などと。一体彼は、何を言っているのだろうか。しかし、物事を突き詰めた人間が見える景色は、いつだって同じだ。世界のクロサワこと、黒澤明は、

『私はまだ、映画がよくわかっていない』

と言い、国際法の父、グロティウスは、

『多くのことを理解したが、何も完成しなかった。』

と言った。そして人生を賭してまで『無知の知』を説いたソクラテスの人生を考えれば、おのずと理解できるだろう。人間は永久に、無知で、無力なのである。だからもし、『物事を突き詰めた』という気持ちに浸りたいのなら、物事を突き詰めないことだ。そうすれば彼らのような境地に達することはなく、自分の力に酔いしれることができる。

[adrotate banner=”7″]