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鍵山秀三郎『しかし、近隣のゴミ拾いをはじめ、駅の改札の外を掃除するうちに、反応が変わった。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『イエローハットの本社を北千束(東京都大田区)に移したときです。前にいた会社がいい加減だったようで、何も関係がない私たちまで近所の人から目の敵にされました。しかし、近隣のゴミ拾いをはじめ、駅の改札の外を掃除するうちに、反応が変わった。もっとも批判的だった隣の家の人も「この土地をあなたのところに買ってほしい」とまで言ってくれました。掃除を続ける姿には、やはり人の心に響くものがあるのです。その後、中目黒に引っ越したときも同じことが起きました。最初は歓迎されませんでしたが、近隣地区一帯と近所の公園の掃除を続けているうちに変わってきて、手伝ってくださる地域住民の方も出てきました。』

 

この鍵山秀三郎の言葉は、本当にどれも傾聴に値するものばかりである。彼は二宮金次郎同様、まことに勝手ながら『見直した』人間に数えられる。要は、小学生で習って、どこかおかしかった二宮金次郎と、あの妙なCMを繰り広げるイエローハットの創業者ということで、両者に対して、偏見があったのだ。しかしそれは単なる偏見だった。彼らの言葉は心底から傾聴に値するものばかりで、素直に(一字一句見逃してはならない)という気持ちにさせてくれるのである。

 

 

この話で肝心なのは、『最初馬鹿にされていた』、あるいは『毛嫌いされていた』が、『自分達の努力でそれが改善された』という部分。普通なら、『俺が何をしたんだ馬鹿どもめ!』という方向に感情が働くところ、

 

(理由があるんだろう。自分がどういう人間か企業かもわかってもらえてない。だとしたら、これからそれを証明すればいい。)

 

という発想にするあたり、この人間の器の大きさと知性の高さが垣間見えるのである。『インサイド・アウト』を理解している人間は、往々にして人格者だ。

 

 

 

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