偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
権威ある心理学者が言うには、人間は、何から逃げているかわからないことに恐怖を覚える為、その『何か』を一度自分の目で確認しようとする傾向があるという。
例えば、『沈黙の臓器』と言われる『肝臓』で起きる病気や障害は、まさに、そうなることは知っているが、目に見えないわけで、人間ドック等に行ってそれらを確認しようとする心理も、それと似たような現象の一つだ。異常を早期発見することによって、絶望的状況を逃れられる可能性があるわけで、だとしたら確認して、安心したいのだ。
感染病だとか、猛毒を使ったテロリズムもそうだが、原因不明で、なぜそうなってしまったのか、どういう病気なのか、何が起きているのか、ということが不透明で、曖昧な状態を、人は極度に嫌うのである。そう考えれば、かつて、その原因不明の事故や飢饉、天災や理不尽を、『神の怒り』だとして、生贄、祟り、呪い、魔女狩り、神話、お祓い、儀式、等々が誕生したことは、うなづける話である。それらによって『神の怒りを鎮める』ことで、自分たちの曖昧とした気持ちが、落ち着いたのだ。
安定、平安、安穏、平和、人々がこぞってそう口を揃える理由も見えて来る。
ニーチェは言った。
『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』
この世に『記号(人間が認識できる一切の概念)』が存在するのも、そうした人間心理の表れなのかもしれない。
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