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貝原益軒『言語をつつしんで、無用の言葉をはぶき、言葉数を少なくしなさい。喋れば喋るほど、気を減らし、また気が高ぶる。大きく元気を損なってしまう。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『言語をつつしんで、無用の言葉をはぶき、言葉数を少なくしなさい。喋れば喋るほど、気を減らし、また気が高ぶる。大きく元気を損なってしまう。言語をつつしむ事も徳を養い、身を養う道である。』

 

これは、ちょっと前の私なら、否定していただろう。私は喋れば喋るほど、エネルギーが充填されるようなイメージで、3時間でも4時間でも喋るということがよくあるのだ。『よくある』である。『たまにある』ではない。そんな私の実際の経験も手伝って、口数が多いことは、むしろ精神に凝り固まった鬱憤を吐き出す、精神管理だと思って、悪い印象はないのだ。

 

また、私がいる環境は特殊で、部下に『吃音症』という、どもりや、無言になってしまう言語障害を患った人間がいて、私が喋らないと、無言になってしまい、もっとストレスが溜まってしまうのである。

 

 

しかし、よくこの言葉を見ると、『言葉を慎み、無用の言葉を省き』とあり、もし私が『相応の喋り』をしているのなら、それは何の問題はない、ということを示唆しているのである。

 

また、『喋れば喋るほど、気を減らし、また気が高ぶり、大きく元気を損なう』とあるが、確かにこれについて、そういう生活を5年以上も続けていると、喉は血が出そうになるほど痛くなるわ、恐らく血圧的にも悪いわ、最近では、自律神経にも影響が出ているような気がして、身体が(そろそろリラックスしてほしい)と叫んでいる気がしてならないのだ。

 

20代の頃、無尽蔵にあったと思われる潜在能力は、確かに30を過ぎた今も、顕在しているだろう。しかし、それと同時に時が経つにつれて老化が進んでいるのも事実であり、『気が高ぶり、気が減り、元気が損なわれる』という事実は、否定しようのない確固としたものである。今後、40代、50代へと人生が進んでいくうちにつれ、貝原益軒のこの言葉が、更に身に沁みるはずだと、今から理解する方が賢明そうである。『強制的な矯正』を強いられないように、自己管理の徹底が求められるだろう。

 

 

 

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