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オスカー・ワイルド『ほとんどの人々は他の人々である。彼らの思考は誰かの意見、彼らの人生は模倣、そして彼らの情熱は引用である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

ほとんどの人々が、他の人々、という意味を一見すると、意味がわからないが、しかし、それはその後に続く『誰かの意見、模倣、引用』というキーワードを見れば、おのずと見えて来るはずである。

 

ルソーは言った。

 

まず、人は呼吸しているだけでは、それは『生息』である。

 

オスカー・ワイルドは言った。

 

生息しているだけというのは、存在しているだけということ。つまりそれ=『人として成立』ということにはならない。いや、正確には人間だが、しかし『定義上の人間』とは、例えば『人殺し』をそう定義づけるわけにはいかないわけで、だとしたら『人間』とは、『ある範囲の中で生きる動物』ということになり、その範囲から出たら、文字通りそこにいるのは『外道』となり、『人間』として認められない。それゆえに『死刑、処刑』という制裁が用意されているのであり、人間は、その他の動物と一線を画すために、その与えられた『思慮、理性』の意味を考え抜き、そして『範囲』を用意するようになった。

 

 

つまり、『呼吸しているだけ』ではダメだ。それは『人として生きている』ことにはならない。何しろ、目の前で人が殺されそうになっているのに、呼吸しているだけ、そういう人間を、人間と認めるわけにはいかないのである。

 

モンテーニュは言った。

 

『生きられるだけ生きる』ことを願うのは、人間の心として正しいのかどうか、ということだ。そこにあるのは『執着』であり、エゴ。それはつまり、『死ぬことから逃げようとする』人間のエゴであり、自然の摂理に逆らった考え方だ。だとしたら、人間には寿命があり、そして天命がある。それを全うする為に我々人間は、このたった一度の人生を生きているのである。

 

また、エマーソンが自身のエッセイ『独立独歩』で言っているのはこうだ。

『だれでも教育を受けている過程で嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為にほかならないという確信に達する時期がある。』

 

我々は『他の人々』ではない。『アウラ(たった一度きりの要素)』なのだ。道元は言った。

 

たった一度のこの人生を、最も躍動させる生き方をしたい。

 

 

 

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