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大山梅雄『人間は頭で理解するが、感情で動く。説得力とは、とりもなおさず人の感情にストレートに訴えかける術である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

山本五十六は、

 

と言ったが、これは本当の事だ。私は10代の頃からこの言葉を聞いていて、だが、逆らった。

 

(言っただけ、あるいは言わなくてもやってもらわなければ困る。真の絆があればそれが出来るはずだ。)

 

と思っていたのだ。しかし、ことごとく山本五十六の言う通りになったのである。人の話をどうしても聞けない私は試すしかなかったが、そんな私が言うのだ。これは間違いないのである。やらないのだ。自分達の上司が、まず自分たちの上司として相応しいのかをその眼で見ないと。その後、私がしっかりと部下よりも効率のいい仕事ぶりを見せたことで、ようやく言うことを聞くようになったのである。

 

上司

 

指示の内容は、理解はしていただろう。だが、感情の部分で、信頼値が低かった信頼関係の構築を、まず何よりも先にやらなければならなかったのだ。私は『ある』と思い込んでいた。しかし『あると思っていた』ではダメだ。『作る』のだ。自分で動いて。その『意志』が強い分だけ、相手に伝わるのである。

 

イエローハット創業者、鍵山秀三郎は言った。

『イエローハットの本社を北千束(東京都大田区)に移したときです。前にいた会社がいい加減だったようで、何も関係がない私たちまで近所の人から目の敵にされました。しかし、近隣のゴミ拾いをはじめ、駅の改札の外を掃除するうちに、反応が変わった。もっとも批判的だった隣の家の人も「この土地をあなたのところに買ってほしい」とまで言ってくれました。掃除を続ける姿には、やはり人の心に響くものがあるのです。その後、中目黒に引っ越したときも同じことが起きました。最初は歓迎されませんでしたが、近隣地区一帯と近所の公園の掃除を続けているうちに変わってきて、手伝ってくださる地域住民の方も出てきました。』

 

に響

 

人間の感情を動かすのは、人間の愚直で誠実な行動である。損得勘定に支配されず、迷わずに利他に尽くす人を見て、人は、忘れていた何かを思い出し、その純粋な心に素直になる。

 

『人間は頭で理解するが、感情で動く。説得力とは、とりもなおさず人の感情にストレートに訴えかける術である。』

 

ただ、もちろんこれも事実だが、違う事実もある。例えば、『会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみたとき、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、だとすると群衆に主体性はない。

 

群衆

 

これは、『人間は頭で理解するが、感情で動く』という事実と一致している。つまり、頭にある脳というコックピットが、感情という一時的なエネルギーによって乗っ取られ、支配されてしまうのだ。『人間は頭で理解するが、感情で動く』ということは、こういうことでもある。

 

マキャベリなどはそれがよくわかっていて、

 

逆にその性質は利用するべきであると諭した。

 

 

 

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