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大前研一『日本はもう日本一になった、アメリカなどから学ぶものがないと驕り、次第に内向きになっていった。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『バブルに踊り、日本経済や日本型経営を賛美するような本が相次いで世に出た80年代を通じて、日本はもう日本一になった、アメリカなどから学ぶものがないと驕り、次第に内向きになっていった。』

 

 

内向きになったことは重大なミスだ。例えば、今日本人は、英語を喋れないことで、甚大な機会損失を起こしている。インドや中国でもどこでも、世界共通語を喋れる人とそうでない人とでは、グローバルな活躍の際、雲泥の差をつけてしまっている。日本の文化を大事にするのはいいが、しすぎることによる機会損失を起こしてしまったのは、日本の完全なる判断ミスである。学ぶことなどないと驕り、守るべきだと頑迷になり、ガラパゴス化した日本は今、世界で活躍する発想自体を、失ってしまっている。

それに比べてユダヤ人はどうだ。ユダヤ人は賢い世界で一番ノーベル賞を取っている人種は、ユダヤ人だ。それに今の世で言えば、Google創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、デル創業者のマイケル・デル、インテル創業者のアンドリュー・グローブ、マイクロソフトCEOのスティーブ・ハルマー、スターバックス中興の祖ハワード・シュルツ、ブルームバーグ創業者のマイケル・ブルームバーグ。モーセマルクスフロイトアインシュタイン、彼らは皆、ユダヤ人である。

 

だがユダヤ人は、かつてのナチスが考えたような、悪の人種などではない。むしろ、『そういう劣悪な環境』を強いられ、世界中に飛び散らされ、その環境の中で生きていくしかなかった。しかし、彼らは過酷な状況を強いられたことで、生き抜くための智恵を身につけたのだ。

 

日本も戦後、奇跡の復活を成し遂げた。松下電器、SONY、HONDA、スズキ、そのどれもこれもの創業者は、皆戦争を経験していて、そこで不撓不屈の精神を身につけた。鈴木修は、

『僕は、戦前、戦中、戦後、そして再建という、日本の縮図を経験してきた。その中で何を考えたかというと、「こんちきしょう」とか「やる気を出そう」とか、そういうことに尽きるわけです。』

 

と言ったが、ハングリー精神を忘れ、『勝って奢らず、負けて腐らず』の教訓をないがしろにした人や企業、そして国家は、失墜する。

 

 

 

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