偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『無知の知』というのは、ソクラテスが生涯をかけて説いた、知性である。
自分は何も知らない。何もかもを知っているとしたら、何も知らずに困っている人を全て、一人残らず助けることが出来るはずだ。本を見ることも必要ない。他の一切から学ぶ必要も毛頭ない。その態度は、全知全能の神だけが取れる態度である。
私は無知だ。私は無力だ。何かの知識を突き詰めたとしても、その他の何かの知識は、無知のまま。人は一生、全知全能にはなれない。それなのに、どうして私は他人を見ず、社会を見ず、文学を読まず、自分の人生に目を向けることをしなかったのだろうか。どうしてそんなにも傲慢な人生に甘んじていたのだろうか。
それこそが『無知』たる証拠だったのだ。
その『無知』に目を向ける『知性』こそが、『無知の知』である。本を読む人は、賢いから読んでいるのではない。賢いなら、本など読む必要はないからだ。このことを誤解している人間は、実際のところたくさんいる。私はぜひ、自分の子供に、幼少時代に、このことを教えて説きたいと考えている。私にそのことを教えてくれなかった大人を恨んだ時期もあるが、しかしすぐにその感情が間違っていて器が小さいことに気が付いた。私はそれを『大人に教えられなかったからこそ、強く子供に教えて説きたいと思っている』のだ。だとしたら私はその事実に、感謝しなければならない。
関連リンク:ルフィ『何が海賊王だ…!!!おれは、弱い!!!』
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