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エマーソン『理解されるということは、一種の贅沢である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

それだけ、他人から理解されることは難しいという事だ。何しろ人は、テレパシーを使えない。相手がどう思っていて何をしたいかを知るためには、相手の言動を見るしかないのだ。表面化している言動、態度を見るしかない。それでもって、

 

(今は機嫌が良さそうだ)

 

とか、

(ちょっとご機嫌ななめだな)

 

とかいう風に判断するしかないというのが、往々にしての考え方である。私もかつては、自分の強いられている生きる環境に嘆き、人から理解されないことについて憂い、心が歪曲していた。しかし、相手や周りの環境に変化を求めるのではなく、自分が深化の時期を経て進化することで、人には人の理由があり、環境には環境の理由があるという境地を知った。

 

クリスチャン

 

深化の時期を経ると、面白いことに人としての『次の段階』に進むことが出来る。例えば前述したような『表面上に出て来た言動を見るしかない』という考え方が変わるのだ。見識が鋭くなる。

 

(今、恐らくこういう心の揺れ動きをひた隠すために、あえてこういう態度を取っているのだろう。)

 

という具合に、メタファー(表面に隠れた実際)を認知する能力が上がるのだ。それもそのはず、何しろ『深化の時期』を経験した。とても悩んで、大変な思いをしたのだ。

 

(きっと彼もこういう思いを抱いているに違いない)

 

人の気持ちが、今まで以上に理解できるようになったのである。だがそう考えると、その時期を経験している人間は数にすると少ない。だとしたら、自分の気持ちを表面上に出す以外の選択肢で自分が理解されることを望むのは、いささかロマンチックである。希少な体験をするということは、『贅沢』だ。人から理解されるということも、そのように考えれば、合点がいくのである。

 

 

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