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『KANO 1931海の向こうの甲子園』
ポスター画像出典:『Amazon』
1895年~1945年まで、台湾は日本の統治下にあった。正確には大日本帝国だ。日本が帝国主義を貫き、その牙城を固くしてゆるぎないものにして、世界の列強に対抗するために最善の策だと信じてやったことだった。そしてそういう傲慢の爪痕は、台湾だけじゃなく、満州など、アジアの至る所に残されてしまった。その、時代の流れに大きく影響を受けた当時の台湾で過ごした日本人を含めたいくつかの人種の人々は、一体どう過ごしただろうか。これは、野球というスポーツを通し、人種や世界情勢を超えた友情が芽生えた、儚く、尊い物語である。そして彼らの中の一人が出した記録は、長嶋茂雄が登場するまで破られることはなかった。
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