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日本列島の誕生:地形形成と環境変化の基礎

日本の始まり


記事としては上記の記事あたりの続きだ。あるいは最下部の年表に書いたが、まず宇宙ができ、地球ができ、36億年前に地球に生命が誕生した。


厳密には、その頃ちょうど頻発していた小惑星からの衝突が原因との見解も。つまり、その小惑星に別の惑星からの微細な生物が乗っていた可能性がある。このように、宇宙のいたるところに生命が存在し、小惑星を通じて広がる理論を『パンスペルミア説』という。


『日本列島』は約3000万年前に、ユーラシア大陸の東端で地殻変動が起き、巨大な地震が起きたときにできた『裂け目』から始まった。その後、日本はとてつもない時間をかけて現在の個性的な形の『島国』へと変化していくことになる。つまり、現在『朝鮮半島』と『ロシア』となっている土地に、この日本はくっついていたのだ。



更新世(旧石器時代)


更新世というのは、約258万年前から約1万7千年前までの期間のこと。


  1. 火山の噴火
  2. 島との衝突


こういったことが数千万年という時間をかけて繰り返され、大地の原型と、島の形が作られてきた。そして、約300万年前には現在の日本列島の原型となっていったのである。この時代の地球は、


  1. 寒冷期
  2. 温暖期


が繰り返されていて、寒冷な時代(氷期)には氷河が発達し、海水面が下がった。すると、海の水がなくなるわけだから、そこにあるのは『陸』だけとなる。陸だけとなれば日本は『島国』ではなくなる。当時はこのようにして、『一時的に』日本列島は島国ではなくなるという現象が起きていたのである。


そして年表にこう書いているように、


この温暖化によって人類は現在に近いライフスタイルになる。海面が上昇(縄文海進)し、日本列島が出来る。


およそ1万年前にこの氷河期が終わり、地球規模の温暖化が始まることによって海水面が上昇し、『日本列島』となるのである。


日本人の最初


冒頭の記事にも書いたが、このようにして人間は『猿人→原人→旧人→新人』という形で、長い時間をかけて人類は少しずつ現代人に近い姿に進化してった。ただ、厳密に言うとこれは簡素化した図式で、本当はもっと複雑な枝分かれが行われている。



では、日本列島にはいつから人類が生活したのだろうか。それは、約4万年前だと考えられている。石器が出土しているから言えることなのだ。前述したように、当時はまだ『氷期』があったから大陸と陸続きだった。この『東端の地』に北からは、


  • マンモス
  • ヘラジカ


そして南からは、


  • ナウマンゾウ
  • オオツノジカ


等の動物が来て、それを追って人間がこの地へやってきたという。



日本人はこのあたりの時期にやってきた、


  1. 南方系アジア人(縄文人)
  2. 北方系アジア人(弥生人)


の『混血』だとされている。例えば下記の記事に書いた『中南米』の人々の人種を見てみよう。



16世紀以降の中南米は植民地となっていた。そして宗主国は『スペイン、ポルトガル』だ。大航海時代に彼らがこの地へやってきて支配し、中央アメリカもそれらの国が支配していた。


アメリカ大陸への進出

北アメリカ大陸フランス、イギリス
南アメリカ大陸(中央アメリカ含む)スペイン、ポルトガル


  1. ペニンスラール(宗主国生まれの白人)
  2. クリオーニョ(植民地生まれの白人)
  3. メスティーソ(白人とインディアン、インディオとの混血)
  4. ムラート(黒人と白人との混血)
  5. サンボ(黒人とインディアン、インディオとの混血)
  6. インディオ(先住民)
  7. 黒人(アフリカから連れ去れらた奴隷)


中南米は、これらの人種が入り乱れ、混血が進んでいた。同じように日本人の大元を辿っても『縄文人と弥生人の混血』という結果にたどり着くのである。まあ、そう考えると大体どこの世界に目を向けてもそうなるし、現在でも、


  • ハーフ(ダブル)
  • クォーター


等と呼ばれる混血がそこら中で見られるので、混血に関して特に気にすることはないだろう。人間が生きていれば誰とでも恋に落ちる可能性がある。それは人種や肌の色や、たとえ宗教や話す言語が違ったとしても同じことなのである。ちなみに、


  • 港川(みなとがわ)人
  • 白保(しらほ)人
  • 浜北(はまきた)人


は、約20000~22000年前に沖縄県に存在していたとされている人類で、かつては縄文人の先祖だと考えられていたが、最近の研究結果ではどうも違うようだ。



20万年前に生まれた『新人』は、身なりを整えてスーツでも着てしまえば、もう現代人と見間違えてしまうというが、上記の港川人の写真のように、この時代の彼らがこれくらい現代人に近い姿形をしていることはほぼ間違いなさそうだ。


石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡約2万7千年前の人骨
沖縄県那覇市山下町の山下町第一洞穴遺跡約3万2000年前の旧石器時代の化石人骨


ちなみに現在発見されている『最も古い日本人』の化石は、この約3万2000年前のものである。まあ大体この『2万~4万年前』という時期に日本人の元祖となる人類がやってきて住み始め、命の火を繋ぎながら現在に至るということになるだろう。ただ、実際には日本列島の人類の起源はハッキリ断言できないという。


旧石器時代


『完新世』に入るまで人類は日本列島には存在しないと考えられていたが、1946年にアマチュア考古学者の相沢忠洋(あいざわただひろ)が群馬県の岩宿遺跡で石器を発見し、『更新世』時代に人類が存在していた証拠を見つけた。この発見によって、日本にも1万年以上前に旧石器文化があったことが証明された。


ここからは約3万5000年前の打製石器が見つかっていて、この考古学者によってこの日本に『縄文時代(新石器時代)』より前の『旧石器時代』が存在することがわかったのだ。


更新世約258万年前から約1万7千年前までの期間のこと
完新世更新世が終わってから現在に至る地質年代のこと


『最も古い日本人』の化石は、この約3万2000年前のものだが、最も確実な日本の人類の痕跡は、約4万年前の石器とされている。


日本人について

最も確実な日本の人類の痕跡約4万年前の石器
最も古い打製石器約3万5000年前の打製石器
最も古い日本人の化石約3万2000年前の化石
日本人の大元となる人種縄文人と弥生人
日本人最古の人種新人


彼らが生活していた時代は『土器』ではなく『石器』を使用していた。洞窟や岩陰で暮らし、狩猟採集をして生活していたのだ。しかし、その後ナウマンゾウのような大型の動物は2万年前ぐらいから姿を消すようになる。温暖化が始まり、『適者生存』の真理によって地球の生命体は小型化していったのである。



そして日本は縄文時代(新石器時代)に突入するのである。


旧石器時代~約1万6000年前
縄文時代(新石器時代)約1万6000年~紀元前10世紀頃(約3000年前)


目次

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論点構造タグ

(記事が扱うテーマ・思想軸・批判軸を抽出)
日本列島成立史/地質変動と生命進化/更新世〜旧石器文化の証拠確立/日本人起源論(縄文・弥生の混血)/環境変動と人類行動の因果関係/「起源」を断定できないという科学的姿勢。


問題提起(一次命題)

(本文冒頭〜導入部で提示された“問い”を圧縮)
日本列島はどのように成立し、人類はいつ・どのような経路でこの地に到来し、どのように日本人の基層が形成されたのか。


因果構造(事実 → 本質)

  • 宇宙・地球誕生 → 小惑星衝突 → 生命誕生(パンスペルミア説も含む可能性)
  • 3000万年前の大規模地殻変動 → 日本列島の“裂け目”形成 → 数千万年かけて現在の島国へ変化
  • 更新世の寒暖サイクル → 氷期の海面低下 → 列島と大陸が陸続きに
  • 動物の移動 → それを追う形で人類が移動
  • 旧石器の発見(岩宿遺跡) → “完新世以前に日本に人類はいない”という従来の前提が覆る
  • 縄文人(南方系)+弥生人(北方系) → 日本人の混血的形成
  • 温暖化・生態系変動 → 大型動物の消滅 → 生存戦略の変化 → 新石器文化へ移行

本質:自然環境の変動こそが、日本列島の形・生態系・人類の行動・文化形成を根底から規定してきた。


価値転換ポイント

  • 「日本列島は最初から島国だった」という素朴理解 → 氷期には陸続きとなっていた“動的な列島”であるという理解へ転換。
  • 「日本人は単一民族的に成立した」という通俗観 → 混血と多起源性を前提にした“流動的な人類史”へ転換。
  • 「起源は断定できる」という固定観 → 科学は暫定説であり、起源は常に“証拠に基づく可変的領域”であるという認識へ転換。

思想レイヤー構造

【歴史レイヤー】

地質変動・更新世の気候変化・旧石器文化の証明・縄文/弥生の混血史。

【心理レイヤー】

「起源を知りたい」という人類共通の欲求/民族アイデンティティの揺らぎと再定義。

【社会レイヤー】

混血・移動・環境適応が社会基盤を形成するという“開いた歴史観”。

【真理レイヤー】

環境変化が生命・文化・文明を方向づけるという普遍構造。
生命は常に外部条件と相互作用し変化し続ける。

【普遍性レイヤー】

人類史とは固定された血統ではなく、移動・混血・適応の連続性であるという普遍法則。


核心命題(4〜6点)

  1. 日本列島は「固定した地形」ではなく、地球規模の変動の中で形成された“動的な存在”である。
  2. 日本人の成立は単純な直系ではなく、複数の系統が混じり合う流動的プロセスである。
  3. 気候変動・海面変化・生態系の変動が、人類移動や文化形成の主要因となってきた。
  4. 人類起源は証拠が揃うたびに書き換わる“開かれた領域”であり、断定よりも探究が本質である。
  5. 「混血」は例外ではなく、世界普遍の現象であり、人類史の自然な姿である。

引用・補強ノード

  • パンスペルミア説:生命誕生における宇宙的視点を導入し、起源論の広がりを示す。
  • 岩宿遺跡(相沢忠洋):旧石器文化の存在を裏づけ、日本史の“基底ライン”を書き換えた象徴的発見。
  • 中南米の混血史(メスティーソ等の分類):日本人起源の混血構造を理解するための比較事例として機能。

AI文脈抽出メタデータ

主題:
日本列島の成立史と、日本人の起源形成プロセス。

文脈:
地質学・古生物学・人類学・考古学の融合領域。氷期・更新世・温暖化・旧石器文化の再評価。

世界観:
世界は固定的ではなく、常に変化し続ける環境と生命の相互作用によって形づくられる。人類も例外ではない。

感情線:
「起源への好奇心」→「証拠に導かれる理解の更新」→「人類史の流動性への納得」。

闘争軸:
固定的民族観 vs 混血・移動・進化の連続性による歴史観。
断定的起源論 vs 科学的探究姿勢(暫定・更新可能性)。


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