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ラッセル『最も優れた愛は、互いに命を与え合うものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

まず思い出したいのは、子供を産んだと同時に命を落とすミズダコ。また、四川大地震の時、子供を身体に包み込んで守り、携帯電話に『あなたを愛したことを忘れないで』というメッセージを遺して亡くなった、中国の一人の女性の話。彼女らは、『命を与えた』のであり、『守った』わけだが、ラッセルの言うのは、『互いに命を与え合う』である。

 

この場合は、一方的に命を与えているのだから、互いではない。しかし、この一方的な愛を考えただけでも、十二分に高潔かつ崇高な行為であると、感慨に浸るわけだ。

 

 

しかし、『最も優れた愛』は、『互いに命を与え合う』という。だとしたら、例えばこういうことだろうか。同じように、窮地に陥っている二人の人間及び生命がいた。その時、どちらか一方が命乞いをするか、命に執着すれば、あるいは自分の命だけは助かる見込みがあるかもしれなかった。

 

しかし、それをしたらもう一人の命は保証できない。そんな究極の状態の中、例えば、『Aを選べば助けてやろう。しかし、Bを選べば、相手が助かり、自分が死ぬ。』という状況を突きつけられていたとして、両者とも、『B』を選択する、という事実が起きたなら、そこにあるのは、この『互いに命を与え合う』という状況に当てはまるわけだ。

 

 

『金の斧銀の斧』然り、正直で、利己に支配されない人間の心は、とても純粋で、汚されていない。そこにあるのは間違いなく称賛するに値するべく命であり、ストーリー的にも、両者とも『B』を選択することがあれば両者とも助かる、というシナリオは、結構よくある話である。

 

逆に、『金の斧です』などと言った利己的な人間、ここで言えば『A』を選択するような人間は、『残念だ』と言われて、何ももらえないか、あるいは、命綱を切られ、『や、やめろ!!殺すならあいつを殺せ!!』などという雄たけびを上げながら、死んでしまうというシナリオも、結構よくある話である。

 

 

 

 

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