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ラインホルト・メスナー『死の危険がなかったら、クライミングは、もはやクライミングではありません。山に登っているとき、私は死を求めているのではなく、それとは正反対に、なんとか生き延びようとしています。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『死の危険がなかったら、クライミングは、もはやクライミングではありません。山に登っているとき、私は死を求めているのではなく、それとは正反対に、なんとか生き延びようとしています。』

 

死を感じていて、大自然の甚大な規模の力を軽んじてもいない。しかし、それでもあえて山に行く理由は、どういうものだろうか。ただ生き延びるだけだったら、山に行かなければいいだけだ。考えられるとしたら、『生きている実感を得に行く』のだ。山に。

 

 

私も、比較にならないが富士登山くらいはやっていて、山が持つ甚大なエネルギーの規模は多少知っているつもりだ。そして、同時にメスナーの言う言葉の意味もよくわかる。つまり、その甚大なエネルギーを前にし、自分の無力さを感じながらも、また登りたいと思い、そこに生きがいを覚える。それがわかると言っているのである。旅や登山は、人生そのものに似ている。危険は大きい。だが、最初からこの人生には終わりがあって、そしてリスクと脅威に脅かされている。

 

 

立ち止まっていようが、自分から向かっていようがその事実は変わらないのだ。だとしたら、自分から向かっていきたい。旅や登山で得られるあの充足感は、まるでこの儚い人生に主体的に向かっていった、自分の意志の確認である。

 

 

 

 

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