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安岡正篤『「独」というものは人の世から離れた、さびしい隠者の一人という意味ではなくて、「絶対」という意味だ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『「独」というものは人の世から離れた、さびしい隠者の一人という意味ではなくて、「絶対」という意味だ。「独立」というものはなんら他に依存せず、自分自身が絶対的に立つということだ。』

 

 

しかしこの言葉の意味を理解出来ない人間は多い。そして『あの人は孤独だ』という方向に話を持っていき、そしてそれは(別にそれでもいいじゃないか)という肯定的な方向ではなく、(群衆からはぐれてしまった哀れな人間だ)という悲観的な方向に傾けようとする。それは、人間が往々にして帰属意識に支配され、群衆の一員であることに快楽を覚える実態があることを裏打ちしているのである。

 

亀井勝一郎は言った。

 

会衆、モッブ、パニック』という集団心理について考えてみたとき、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、だとすると群衆に主体性はない。

 

彼ら徒党の一味は、群衆の一員に成り下がることによって、『孤独』から逃れようと躍起になっている。しかし、何もかもが勘違いなのである。自分の人生に主体性がなく、自分の足でこのたった一度の人生を歩く覚悟がない人間が、どうして『哀れ』ではないのか、自問する時間を確保する勇気がないのだ。

 

絶対。それは『唯一無二』であるということ。相対。それは『その他大勢の一人に成り下がった』ということ。一体どちらがこの唯一無二の命を大事に扱えているか、少し考えたらわかるはずなのである。

 

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T
こんにちは。IQさんの弟子の『T』です。私は師匠ほど前向きな思考を持てない問題を抱えていますが、師匠から『そういう人の葛藤的内省も価値はある』と言われたこと、そして同時に偉人と対話して心の修行をするため、ここに私の内省記事を記載します。

もう一つの内省

孤独だと判断することも何をするときも自分の判断に従って生きていかなければならない。一人で判断していくということは、行動すべてに責任が伴い、間違った判断をしないようにしなければならない。大勢でいる時の判断の場合は流されたり、人の意見を参考にしたりすると、責任を自分だけではないように考えてしまい、判断も鈍くなっていく。本当は同じ行動をするということで責任自体の重さは変わらないはずだが、軽くなっていくという気持ちになってしまい、判断も考える力も落ちていってしまう。常に自分の判断、一人で考えて結論までたどり着くことを意識しながら生活していくことが大事になる。

 

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