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モンテーニュ『私の精神は足で揺さぶってやらないと、よく働かない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

精神が足で揺さぶると動く。どういう風に捉えられるだろうか。例えば『貧乏ゆすり』は、ふくらはぎのポンプ機能を利用して、血液の流れを良くして、身体中に酸素と血液の循環を良くする役目がある。運動やジョギング、有酸素運動もそうだが、そうやって身体中の酸素と血液の巡りが良くなれば、『足から頭が回りだす』という風にジョギングの言葉を捉えることが出来る。

 

クリスチャン

 

しかし本当にそういう意味なのだろうか。今回はもう少し考えてみたい。まず『頭』ではなく『精神』となっている時点で、このポンプで循環の話とはちょっと路線が違う様な気配がある。だが、腕を組んで今しばらく考えたのだが、やはりどの道同じ意味だろう。どうやっても、『まずは動き出せ』という方向の結論になるはずだ。その意味で、ポンプの話とほぼ同じで考えていい。

 

また、これは『人間各人の特性』について言った言葉だとも解釈できる。例えば人にはスイッチのようなものがあり、『怒る』ということ一つにしても、瞬間湯沸かし器のようにすぐに激高する人もいれば、ジワジワと時間をかけて、我慢の限界がきて爆発して激高する人もいる。

 

激高

 

そういう人間の性格、特性の方向でこの言葉を考えると、確かに人にはそういう差異があり、それが違うというだけの理由なのに、そのあたりが正確に理解されずに誤解が生まれる現実がこの世にはたくさんある。

 

例えば仙人のようにどっしりと構えてニコニコしている老人は、若くて無知な、血気盛んで鈍感な人間から見たとき、『単なるへらへらしたジジイ』に映るときがある。しかし実際は武道の達人だ。合気道でもなんでもいいが、彼は『弱者ほど自分を強く見せたがる』ということを知っているのでそう振舞っているだけ。

 

そうして生まれた誤解が人の思い上がりを暴走させ、いざとなると水戸黄門の印籠を見せられた悪人のように、ハハーと頭を下げて動けなくなり、身の程を知る、という滑稽な事実があるわけだ。

 

『私の精神は足で揺さぶってやらないと、よく働かない。』

 

この言葉をもし、『普段は全くやる気のないジジイだが、本気を出したときはすごい』というギャップ的な様子を自己評価した言葉だと解釈すると、私にはこの言葉から、こうした『人間各人の特性』の差異を垣間見る。

 

 

 

 

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