偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『生きながらえる』という言葉がある。私にとっても非常に興味深い言葉だ。そしてこの言葉は、使い方次第では、この世のすべての人の人生を震撼させる。だが逆に、『生きながらえていない人生』とは、どういう人生なのだろうか。それこそが、モンテーニュの言う言葉の根幹にある真髄なのである。
いつも私は言う。目の前で子供が車に轢かれそうになったのを見たとき、あなたならどうするだろうか。
私はここでこのテーマについて書きながら、自分にも問いかけている。そう。『生きられるだけ生きる』ことを望む人は、『見て見フリをする』だろう。だが、『生きなければいけないだけ生きる』ことを覚悟している人間は、身を挺して助けるだろう。
前者の人生が、『生きながらえる人生』というのは、いささか厳しい意見だと言うのは百も承知である。私もこの人生でもう何十年も、それについてどうすべきか、考えを重ねてきた。例えば、子がいる人間はどうする。自分が死ねば、誰がその子を育てるというのか。
それに、もしその目の前の子供を助けたとしよう。だが、その時まさにその瞬間に飢餓によって亡くなっている途上国の難民はどうするのだ。我々はその人々の命を無視して生きているのではないのか。目の前の子供だけ助けて、本当に『人を助けた』ことになるのだろうか
そう考えたら、容易ではない。このことについて断言するのは、容易ではないのだ。しかし、モンテーニュの言うこの言葉と真正面から向き合う時間は、無駄にはならない。我々にとって『生きなければいけないだけの人生』とは、どういう人生なのだろうか。全ての人間がたった一度のこの人生で、その問いについての答えを、求められている。
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