index

三木清『言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉よりも雄弁である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者
ふむ…。

[adrotate banner=”6″]

目次

考察

何しろ、その『言葉』を捻出する媒体(情報伝達の手段とするもの)である、『人間』が虚ろであり、虚しい存在なのだ。人間が常に正確であれば、争いは起きない。法律も改正されないし、人間がこの世に登場したその瞬間から、法律も含めた、全ての現存する社会制度があったはずだ。

 

だが、ない。そして、少しずつ、事件や問題、試練や壁にぶつかりながら、時間をかけて改善していって、今があるのだ。それは、法律や社会制度だけではない。『言葉』とて、同じことである。だとしたら、現存する『言葉』は、まだまだ発展途上だ。発展途上ということは、流動変化していて、未熟であり、完成されていないということ。

 

つまり言葉は空虚なものであり、事実というものは、その人間が使う『言葉』うんぬんに関係なく、そこに存在していて、不動であり、確固としているから、言葉よりもはるかに頼りがいがあるのだ。例えば、ガリレオコペルニクスが『地動説』を説くまでは、キリスト教で信じられていた『天動説』が常識だった。

 

画像

 

しかし真実は、『地動説』に近かったわけで、

 

画像

 

更には、地球も太陽も、宇宙の真ん中ではなかった。しかし、この時代の人間は、『天動説を信じていた(間違った事実を、真実だと勘違いしていた)』。しかし、その間違った事実が強く浸透してしまい、多くの権威ある人間は、『太陽は、宇宙の真ん中だ。天動説なのだ!』という『言葉』を言った。しかしその言葉は、空虚だった。嘘だったのだから。実際の『事実』は、地動説側だった。

 

 

 

 

[adrotate banner=”7″]

関連する『黄金律

あわせて読みたい
『知者?無知者?自分が振る舞っている人格はどっちだ。』 第35の黄金律 『知者?無知者?自分が振る舞っている人格はどっちだ。』   『無知の知』。それは、『人間は生涯、全知全能になることはできない』ということを悟る...

同じ人物の名言一覧

あわせて読みたい
三木清名言・格言一覧 日本の哲学者。生誕1897年。男。(画像) 名言一覧 『人間が宗教を造るのであって、宗教が人間を造るのではない。』 『我々は愛する者に対して、自分が幸福であること以...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次