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ミケランジェロ『私の荒々しい槌が硬い岩石をあれこれと仕上げる時、その槌を動かすものは、それを握り、それを操り、それを動かす手である。それは他から来る力に押されて進む。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『私の荒々しい槌(つち)が硬い岩石をあれこれと仕上げる時、その槌を動かすものは、それを握り、それを操り、それを動かす手である。それは他から来る力に押されて進む。』

 

岩石がある。そして、それを掘る槌がある。ここまではいい。そして、その槌を使う人間の手がある。ここまでもいい。問題は最後だ。『その手を動かすのは、他から来る力である』ということ。すぐに思いつくのは、『憑依』だ。いや、何もいかがわしく、胡散臭いようなものではなく、自分の意志以外のなにかが、自分の身体を突き動かすというのであれば、そこにあるのは憑依である。のりうつっているのだ。

 

例えば、『STRONG WORDS』の巻頭言として、ワンピースの著者、尾田栄一郎が言ってるのはこんな言葉だ。

『そもそもセリフというのはキャラクターが勝手に喋ってしまうものなんです。おめーが書いたんじゃねえかよって言われそうですが、少し違うんです。キャラクターというものは一人一人が作者の想像の中に生きている人間なんです。彼らは僕が生活の中で蓄積した言葉を自由に持ち出し、勝手に喋り始めます。変な口癖など特にそう。僕は年寄りでも女でもないのに僕とは全く違う人格者たちは好きなことを喋り始める。だから、セリフというものは紛れもない『彼ら』の言葉なのです。』

 

これも一種の憑依だ。こんなイメージで、入り込んでいる天才的なクリエーターには、憑依的な現象は、別に珍しくもない印象を受けるのだ。

 

瀬戸内寂聴も、

 

といったが、何かを表現する者の手や口を動かすのは、人間の意志を超えた、形而上的なものである。

 

 

 

 

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