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松下幸之助『自分は病弱だったから、すべて人に任せました。結果的にはそれで人が育ち、事業が成功しました。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『自分は病弱だったから、すべて人に任せました。結果的にはそれで人が育ち、事業が成功しました。病弱だったのは不運でしたが、結果的にはそれが幸運でした。』

 

ニーチェは言った。

 

これがどんな場面で言われたかは、記事に書いたとおりだ。

 

美輪明宏も、

 

と言ったが、私は部下を6年半見てきて、これらのことが極めて心に沁み渡るのである。私は会社が極めて大事な存在だったから、生半可な気持ちで入社した幼馴染の部下によって、それを汚されることを、心底嫌がった。

 

それでも、最初の頃は主体性に任せて仕事をさせるのだが、やはりすぐにボロが出て、寝坊、遅刻、言い訳、誤魔化しといった、地元遊びの延長線上での怠惰のオンパレードで、普段温厚な私が、ついには手をあげるまでになったのだ。

 

手をあげる

 

何一つやらせないようになった。やらせてもやらせても失敗、それも『凡ミス』という初歩中の初歩というミスを、何年も繰り返すのだ。こんな意識の低い人間に大事な仕事を任せていられない。そう思った私は、ついに彼から創造的な仕事を全て取り上げて、反応的でルーチンな作業だけをやらせるようになった。しかし、彼という人格の本質自体は、何年経っても変わることは無かったのである。

 

それから6年という時間が経った。極めて内容の濃い、6年間だった。その中で、とうとう最近になってようやく、その部下に、主体的な仕事をやらせるようになった。しかし、殻に閉じこもっていた彼はまるで、『生まれたてのコジカ』の様に、凡ミスを繰り返した。染みついていたのだ。自分は出来ない人間だという意識が。

 

しかしそれでも、その6年は激動の時間だったのだ。行われた助言と説教の数は、尋常ではない。年齢が重なったこともあるだろう。様々な状況の変化と蓄積によって、彼も以前と比べれば、行動に責任が見えるようになったのだ。やはり人間は、自分で主体的にやらなければ、育たない。さしずめ、『脳の新領域』が開拓されないのだ。

 

 

大事な会社の仕事は、信用できない人間には任せられない気持ちはよくわかる。だが、思い切って仕事を任せてみると、案外、予期せぬ方向に事態が好転することもあるのだ。いやむしろ、人を育てる為には、相手を信頼しなければ何も始まらないのである。

 

byアドラー

 

 

 

 

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