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ヘンリー・ミラー『安全な道を求める人は、痛みを与えることのない義手義足に取り替えるために、自分の手足を切り離す人の様なものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『もっとリスクを負う』。人生のたそがれどきを迎えて、死の床につくとき、 我々が後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではない。あるいは、俳優のケビン・コスナーは、その波乱万丈な俳優生活を振り返り、記者の質問に対し、こう答えた。

 

我々は、たった一度の人生を生きているのだ。ヘンリー・ミラーの言う様に、実際に義手・義足で生活している人は、そこから痛みを感じることは出来ない。

 

それだけではない。冷たさ、温もり、子に触れる喜び、登山の達成感、それらが全て、義手・義足を通しての体感になってしまうのだ。本当にそういう運命を背負った彼らの人生だけを考えても、人は自らその腕と脚を切り落とすような真似をしてはならない。

 

確かに、痛いだろう。辛いだろう。だが、それが人生だ。人生の黄昏時に思い出すのは、それらを含めた、一切のこの世だ。大嫌いな虫との別れも名残惜しく、鬱陶しい雨の雨音も愛おしく、この世で生きた、全ての森羅万象に別れを告げるその時、我々が後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではない。

 

避けてきたリスク、掴まなかったチャンス、立ち向かわなかった全ての恐怖なのだ。

 

この言葉を見た人の中でこれを理解するのが一番遅い人は、『死の床についたときにこの言葉の意味を悟る人』だ。下を向いて誤魔化し、薄伸ばしにしても死ぬ。前を向いて貫き、意志を持って歩いても死ぬ。どちらにせよ死ぬのだ。だとしたら悔いの無いように生きて見せるのが、”意地”だ。この、儚い運命に生まれた人間の、せめてもの”意志”だ。

 

 

 

 

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