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パブロ・ピカソ『絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

絵を描くという作業を、『美的活動』ではなく、『作業』でもなく、『魔術』として『捉えた』ということだ。別に、美的活動として捉えても全然いい。しかし、ピカソはそうしなかった。ピカソが前者なら、彼の名を私が知ることはなかったかもしれない。ピカソが後者だったから、彼の名を私が知ることになったのかもしれない。

 

考えたいのは『この敵意に満ちた奇妙な世界』と『我々』という部分。それが、分割されて考えられている。ということは、『世界』の方は、『人間の味方』ではなく、『敵』であり、そして『奇妙』なのだから、それはおよそ、人間が今認知している、『住みやすい安定した世界』とは、姿形が違う。

 

 

ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

つまり、我々人間は、『実際にある真実の世界』を、『人間が認識しやすいように図式化して、記号化』し、『捻じ曲げて』いる。安定、平安、平穏、平和と言うが、一体、何を見てそう言っているのか。自分がそう思っただけでは、『世界平和』とはならない。『諸行無常(世の中が常に流動変化している真理)』がある限り、『安定』になどならない。

 

だとしたら、人間が今認知している『住みやすい安定した世界』とは、『虚構』である。ピカソの言う『敵意に満ちた奇妙な世界』の方が、真実の姿に近い可能性がある。思考と精神をその段階まで持っていけば、『人間の目で見えている景色や頭で理解した認識』に依存しない、『常識外れ』の絵を描くことが出来る。

 

 

 

 

 

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