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パブロ・ピカソ『良い芸術家は真似をする。偉大な芸術家は盗む。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

いや、そもそも『真似』も『盗み』もダメだ。ダメなのに、あえてこの言葉を使っている。だとしたら、この言葉に含まれる、『ダメじゃない要素』についてピックアップするべきであることが浮き彫りになる。

 

例えば、『学ぶ』という語源は『真似ぶ』というところから来ていて、学校で教師が生徒たちに教える内容を、生徒たちは、『真似』して、学んでいくのであり、コーチや、先輩、先生や、達人から技術やスキルを『盗み』、自分のものとするわけで、このときに使用されるこれらの言葉なら、倫理的にも、全く問題はない。

 

だとしたら、同じような発想で、ピカソの言葉を見てみる。すると、見えてくるのは、『真似』よりも『盗む』方が、高等技術であるというような印象である。

 

 

『良い芸術家』と『偉大な芸術家』は、当然、その言い回しからして、『偉大な芸術家』の方が、位として高い位置にいることがわかるわけで、そうすると、『盗む』方が『真似』するよりも、高等技術で、それを成し遂げられる人間は、位として高い位置にいることを証明しなければならない。

 

ここで考えたいのは、エマーソンの言葉だ。

『だれでも教育を受けている過程で嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為にほかならないという確信に達する時期がある。』

 

そう考えると、真似をするだけでは、やはり人としてまだ青い印象を受ける。次に考えたいのは以下の言葉だ。 広告審議会『AC』の設立者、ジェームズ・W・ ヤングは、著書、『アイデアのつくり方』でこう言っている。

『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』

 

 

なるほど。だとしたら、その『既存の要素』とて、『違う既存の要素の組み合わせの一つ』なのだから、それを見て、それとそっくり同じ物を作って『真似』するのではなく、盗んで、その要素を自分のものとして、そこに新たに自分にしかないオリジナルな要素を付け加えれば、そこには『アイディア』があるのであり、それは唯一無二だ。

 

 

 

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