MENU
index

イスラム教の神はなぜ『アラー』ではなく『アッラー』なのか?

[say name=”ハニワくん” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2020/01/f_f_object_92_s512_f_object_92_0bg.png”]先生、質問があるんですけど。[/say]

[say name=”先生” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2020/01/f_f_object_119_s512_f_object_119_1bg.png” from=”right”]では皆さんにもわかりやすいように、Q&A形式でやりとりしましょう。[/say]

イスラム教の神はなぜ『アラー』ではなく『アッラー』と呼ぶの?わかりやすく簡潔に教えて!

『アッ』と『ラー』はそれぞれ違う意味を持つからです。

[say name=”ハニワくん” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2020/01/f_f_object_92_s512_f_object_92_0bg.png”]なるへそ![/say]

[say name=”博士” img=”https://www.a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/07/f_f_object_170_s512_f_object_170_0bg.png” from=”right”]も、もっと詳しく教えてくだされ![/say]

『アッ』は冠詞(Theのようなもの)で、『ラー』は神という意味です。

『The God』のような解釈ですね。ちなみに、

 

  1. ユダヤ教=ヤハウェ
  2. キリスト教=ゴッド
  3. イスラム教=アッラー

 

これらはすべて『同じ神』を指します。

[say name=”博士” img=”https://www.a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2019/07/f_f_object_170_s512_f_object_170_0bg.png” from=”right”]うーむ!やはりそうじゃったか![/say]

[say name=”ハニワくん” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2020/01/f_f_object_92_s512_f_object_92_0bg.png”]僕は最初の説明でわかったけどね![/say]

[say name=”先生” img=”https://a-inquiry.com/health/wp-content/uploads/2020/01/f_f_object_119_s512_f_object_119_1bg.png” from=”right”]更に詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。[/say]

[adrotate banner=”3″]

目次

アブラハムの宗教における唯一神

[kanren id=”46625″]

 

上記までにユダヤ教、キリスト教についての話はまとめた。今回からアブラハムの宗教としては最後の『イスラム教』編に突入する。

 

[memo title=”アブラハムの宗教”]ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。[/memo]

 

アブラハムの宗教は、『一神教』である。

 

  1. 一神教
  2. 多神教

 

前者は『唯一神』であり、後者は『様々な神々』である。つまり、アブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)が前者で、ヒンズー教やギリシャ神話等に出てくる神々は、後者ということになる。

 

各宗教における唯一神の呼称

ユダヤ教 エホバ、ヤハウェ(ヘブライ語)
キリスト教 ゴッド(英語)
イスラム教 アラー(アラビア語)

 

[memo title=”MEMO”]呼び方は違うがすべて同じ神を指す。[/memo]

 

多神教の例(ヒンズー教)

破壊神 シヴァ
創造神 ブラマ
維持神 ビシュヌ

[kanren id=”42212″]

 

 

『アッラー』の意味

だが、ここに書いた『アラー』というのは、正式には『アッラー』である。なぜなら、『アッ』と『ラー』はそれぞれ違う意味を持つからである。

 

アッ 冠詞(Theのようなもの)
ラー

 

アブラハムの宗教は、すべて同じ神を指している。それぞれ、言語が違うから呼び名が違うだけである。

 

 

分かれる意見

しかしキリスト教の『イエスが神の子』という考え方には納得がいかず、新しく『イスラム教』というものが確立されていくことになる。それでも、大元はキリスト教と同じユダヤ教である。

 

キリストの言葉

 

宗教の中で一番古いのは『バラモン教』と言われているが、イスラム教は世界宗教として最も新しい宗教になる。紀元後600年頃に生まれた宗教だ。

 

[timeline]
[tl label=’STEP.1′ title=’紀元前2500年頃’]バラモン教ができる。のちのヒンズー教。[/tl]
[tl label=’STEP.2′ title=’紀元前1600年頃’]ゾロアスター教ができる。アブラハムの宗教(ユダヤ教、イスラム教、キリスト教)の大元となる。[/tl]
[tl label=’STEP.3′ title=’紀元前1300年頃’]モーセによってユダヤ教ができる。[/tl]
[tl label=’STEP.4′ title=’紀元前600年頃’]釈迦によって仏教ができる。[/tl]
[tl label=’STEP.6′ title=’紀元後30年頃’]イエスの死後、パウロによってキリスト教ができる。[/tl]
[tl label=’STEP.7′ title=’紀元後600年頃’]ムハンマドによってイスラム教ができる。[/tl]
[/timeline]

 

世界3大宗教の創始者と当時の時代背景

宗教 創始者 時代 時代背景
キリスト教 イエス 紀元後4年頃 ローマ帝国による奴隷たちの苦悩が絶頂に達していた
イスラム教 ムハンマド 6世紀頃 アラビア民族の対立が頂点に達していた
仏教 釈迦 紀元前600年頃 数千年にわたるカースト制度が人を苦しめていた

 

イスラム教はなぜ生まれたのか。なぜイスラム教が十字軍(キリスト教)を恨み、そして『聖戦』の名のもとにテロを起こすのか、今までの記事と照らし合わせながら歴史を紐解いていくと、その輪郭が徐々に浮かび上がるようになってくる。

 

[timeline]
[tl label=’STEP.1′ title=’1095年’]ローマ法王は初の十字軍遠征を命じる。 [/tl]
[tl label=’STEP.2′ title=’1099年7月15日’]エルサレム陥落。それはユダヤ人の殺戮でもあった。[/tl]
[tl label=’STEP.3′ title=’しかしイスラムの英雄サラディンが阻止’]『我々は聖戦を行うのだ!』[/tl]
[tl label=’STEP.4′ title=’十字軍は失敗となる’] [/tl]
[/timeline]

[kanren id=”46625″]

 

上記の記事にも書いたように、とにかくのようにしてキリスト教は宗派が分かれた。こういう風に、『明確な答えがない』問題を前にすると、人間の意見は分かれるのである。そしてユダヤ教から分離したキリスト教とイスラム教も同じことだった。『神』への解釈が分かれたのだ。私はこれらのことを考えた上で、クリスチャンの両親にクリスチャンであることを強要された約30年間を過ごし、下記の記事を導き出した。

 

[kanren id=”23440″]
[kanren id=”23479″]

 

しかしイスラム教徒はまた、独自の解釈をしたのだ。世界で2番目に多くの人口を持つ宗教の話を始めよう。次回に続く。

 

 

次の記事

[card2 id=”46700″]

該当する年表

[card2 id=”46210″]

参考文献

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次