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田山花袋『人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、わかりきったことだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

感傷的になって、慰めを求めて、その慰めに対して大勢に人の支持を得ているものを見たことがあるが、だとしても私は、『慰め』を先行させるつもりはない。たまたまそういう記事を書いたことが、多くの人の反響を呼ぶこともあるが、別に私は、慰めたつもりはない。それでももし慰められたと思うのであれば、それは私にではなく、『真理』に慰められたのだ。私は偉人の言葉を通して『真理』と向き合うだけだ。これに対する忠誠心から、私は目を逸らすつもりはない。

 

ソクラテスは言う。

 

なぜキリストとソクラテスは『大勢の人』によって処刑されたのか。目を向けなければならないのはそこだ。全ての人間は真理に賛同しなければならないのだ。不妊症で悩む人が、それで生きている意義を見失ったが、夫に慰められ、それで救われたという話がある。もちろんその話は心温まる。それについては一言も文句のつけようがない、温かい話だ。その後幸福なことに、子供に恵まれることになって、今は家族に囲まれて幸せだと言う。

 

だがもう一度言おう。全ての人間は真理に賛同しなければならないのだ。子供や夫と、未来永劫一緒にいられるわけではない。どんなに感傷的に、色鮮やかに自分の人生を演出しても、人間は必ず、いずれ一人で死ぬという真理と、向き合うことになるのだ。あるいは、こうは考えられなかっただろうか。

 

(自分だけ幸せに生きていていいのか?)

 

途上国で餓死して死んでいる子供は?人間には心がある。だからさぞかし幾多ものドラマが生まれることだろう。しかし、人間自体が恒久的に未熟なのだ。だとしたら『自分は生きている意味はない』と思うのも思い上がりで、『自分は一人じゃない。幸せだ。』と思うのも思い上がりだ。それでもそう思ってしまうのであれば、それこそが人間が未熟で、キリストとソクラテスが処刑された理由である。二人を処刑した彼らにだって悪気はなかったのだから。

 

キリストとソクラテスは、

 

(お前さえいなければ、皆幸せなんだ!)

 

という考え方の下、処刑されたのだ。今、幸せな人は、さぞかし幸せなのだろう。だが、今、不幸せな人も、幸せにならなくてはならない。『真理』とは、一部の人間の正当化の為の便利な道具ではない。全ての人間も含めた生命に対して公明正大な存在なのだ。ときに人はこれを、『神』と呼ぶ。

 

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