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スタンダール『人間がこの世に存在するのは、金持ちになるためでなく、幸福になるためである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

これは当たり前だ。金を創ったのは、神ではなく人間。『金の存在』自体が間違っているのかもしれないわけだ。格差があって、貧困者が餓死している事実を見れば、そう思わざるを得ないだろう。ルソーが書いた著書『人間不平等起源論』の文中にはこうある。

「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、(中略)しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、(中略)奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」

 

 

お金が生まれたから便利になったのは事実だ。だが、だからこそこの世に格差が生まれたという事実があるのだ。『金』に執着したくない人は、『人間』に執着したくない人だ。我々は人間の前に、『生命』である。たった一つしかない唯一無二の、生命である。人間が造ったルールや常識、宗教や身分制度、こんなものに支配されて一生を生きてたまるか。そういう人だっているのだ。

 

彼らは屈したくない。人間に、人生に。運命に屈したくない。屈したら、たちまち覆われるのだ。その『負の正体』が何かは知らないが、それは我々が幸福になろうとする足を引っ張ることだけはわかっているのである。

 

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは言った。

『金は人を変えない。金は人の本性を浮きだたせるだけである。』

 

金を持ったら人生が変わるという発想をした拝金主義者は、今まで腐るほどいた。それでもまだ金を追いかけることをやめないだろうか。彼らの成れの果てをきちんと見てからまだそうだと主張するなら、誰も止めはしない。

 

拝金主義者

 

 

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