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シラー『酒は何物をも発明しない。ただ秘密を喋るだけである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

酒を飲んだときに感じる『おいしさ』は、絶品の料理を食べた時の『美味しさ』とは、またちょっと違ったタイプのものである。しかし、そこにアルコール以外の成分、つまりカシス等の果汁が加わると、その果物のうまみ成分が混入され、料理を食べた時の『美味しさ』と近いものを得ることになる。酒やビールを飲んだとき、あの妙な『おいしさ』の正体は、ある種の『解放』である。ちょうど、ダムの水が、堰が外れて放水されるイメージで、何かが外れ、解放され、馬鹿になり、ゆるみ、緩和されたことによって、今まで麻痺していて何とも思っていなかった光景や、感覚が研ぎ澄まされ、『綺麗な景色だ』と言ったり、『最高の気分だ』という具合に、『覚醒』するのだ。

 

その覚醒した状態の対義語は『シラフ』である。シラフの状態の人間は、とても冷めていて、自制が効いている。冷静だ。踏み外さないように意識されている。ちょうど、ダムから水がこぼれないように、堰止めしている状態なのだ。やはり、そのようなイメージを抱いただけでも、自制しているシラフと、解放している酒に酔った状態では、物事に対する感覚の敏感さに歴然の差がある。泥酔した状態で食べた物が『おいしい』と感じても、シラフの状態で食べれば『不味い』と思うことはよくある。

 

この見解に対する真偽はともかく、『ダムの堰止めと解放』の印象は大きく的を外していない。シラーの言葉も、それを考えた時により理解がしやすくなる。酒を飲んだとき、人の心のダムの堰は、ゆるくなる。

 

 

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