偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
つまり、知識を得るのは簡単だが、それを自分の血とし、肉として、自分のものとすることは容易ではないということだ。『知識』と『知恵』と『知性』は同じものではない。
パスカルはこう言い、
ソクラテスは、
こう言ったが、知識、知恵、知性というものは全て違う。知識というのは、情報そのもの。知識があるというのは、その情報が頭のどこかに焼き付いていることであり、それだけでは、ほとんど『うろ覚え』の状態だ。
知恵というのは、その知識たる情報を、最適な状況で引き出し、活用することを意味する。それが出来る人間なら、『うろ覚え』ではない。知識を、自分のものとしている。知性ともなると、まるで『守破離』の『離』の境地である。つまり、いくら自分に豊富な知識や知恵があっても、それをむやみやたらに披露することは無い。外に表面化することがないから、外から見た人は、まるで『知識も知恵も無い人』だと勘違いするだろう。しかし、知性ある人は、別にそれでもいい。それこそが、離の境地。知性とは、勝敗などというちっぽけな概念に囚われない、窮極の悟りの境地だ。
『身に処する』というのは、『自分のものにする』という意味だ。知識を自分のものにする為に、知恵を身につける。そう考えるのは、究極の境地ではない。それだけではまるで、孫子の兵法の極意を『戦わずして勝つ』だと、意気揚々と主張するようなものだ。『戦わずして負けない』だ。勝つための知識など、特定の人間にしか通用しない、規模の狭い戯言である。
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