意味
単純に考えて、
『人間は一生過ちを犯し続けない。努力や才能によって完全体になることができるんだからな』
と考える人間は、『知者』だろうか、それとも『無知者』だろうか。『賢者』だろうか、それとも『愚者』だろうか。そこにあるのは『自信』だろうか、それとも『過信』だろうか。そこにいるのは、
- 無知者
- 愚者
- 過信した者
だ。人間というものは、恒久的に未熟な存在である。ただ単に、この地球において最も知能が発達した生命体であるだけで、どうやっても人間が全知全能の神になることはできない。
『人間が想像することはみんな実現できる』というのであれば、時間を操り、空間を飛び越え、天災を防ぎ、命を蘇らせることも当然出来なければならない。グレートウォールほどの巨大な規模に体を変身させ、かと思えば顕微鏡でも見えないミクロの規模に体を変身させることが出来なければならない。それが出来ないなら、『人間は恒久的に未熟』だ。全知全能の神になることは永久に出来ない。
それに、その結果に至るまでに通る道のりは、どの道『失敗の連続』である。つまり、何をしようが人間は必ず失敗をする生き物なのだ。だが、別にそれ自体を憂う必要はない。失敗を積み重ねれば到達できる境地があるからだ。だが、失敗を認めず隠蔽したり、あるいは『自分は失敗しない完全無欠の神なのだ』と思い上がる者は、あまり『人間』の称号には相応しくない。もしかしたらそういう者は、いずれ人としての一線を越えてしまい、本当にこの世で『人間』として生きていくことが出来なくなるかもしれない。
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