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第1の言葉|基礎ページ

意味

『それしかできない』と言う。『それができる』と言う。どちらも平等に言える機会を与えられている中で、どちらかを選ぶのだ。自分の意志で。前者は『反応的』だ。ただ単に目の前に広がっている環境や結果に反応しているだけ。 その目の前の力に圧倒されている。そして呆然と立ち尽くし、

それしかできないか…

とぼやいているわけだ。だが、後者は『主体的』だ。主体的な人間は、目の前に広がっているのがどんな環境や現実であろうとも、主導権は自分にあると考え、

それができるじゃないか!

と奮起する。

フランスの皇帝、ナポレオンは言った。

この言葉を単なる傲岸不遜の思い上がりのたわごとだと思うか、それとも大きなエネルギーを生み出す源だと思うか、その判断によって人の運命は大きく変わることになる。

オーストリアの心理学者、アドラーは言う。

『自分で決めている』のだ。『それしかできない』ということも、『それができる』ということも。人間は、確かにこの世に生まれて、だが、いずれ必ず死ぬ運命だ。それなのに、積み重ねたものがすべて消えてしまうというのに、仕事をしたり、お金を稼いだり、家族をつくったり、家族と思い出をつくったりすることに、何の意味があるのだろうか。この世には、そうやって人生について憂い、嘆き、心を虚無に覆われる人がいるだろう。

だが、それでも『生きていかなければならない』現実があるわけだ。まずの段階で、お金がなければ衣食住が揃わず、国によっては納税が出来なければ国民として認められない。しかしそうすると早速『~なければならない』という悲観的な発想が生まれることになる。強いられていて、窮屈で、まるで、そうしなくてもいいならしない、という考え方がちらついてくるようになる。

違う。

『~なければならない』のではない。『それしかできない』のでもない。『生きていくことが出来る』のだ。『命を繋いでいくことが出来る』のだ。たとえ子を産めない状況に陥り、『血を繋ぐ』ことが出来ない運命にある人であっても、『知を繋いでいくことが出来る』のだ。たった一度のこの人生で、花火を打ち上げることが出来るのだ。

知っていただろうか。花火は、儚いからこそ尊いのだということを。どうせ死ぬ運命?だからどうした。それでもその与えられた命の日数の間、自分の人生を生き貫くことが出来るのだ。私もこのサイトを作る前、確かに、

どうせ作っても完全なものは作れないし、その前に息絶えるかもしれない

などという発想が頭をよっぎった。だが、かといってこれに着手しなければ『悔いを残す』こともわかっていたのだ。それがこのサイトが始まった、起因だ。『それしかできない』のではない。『それができる』のだ。

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