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ゲーテ『自分が経験したことは理解していると思いこんでいる人がたくさんいる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

いや、そうじゃなければ人間の認識が崩壊してしまい、パニック状態になる人間が続出する。例えば、『1+1=2』だとか、そういうことを学校で習って、(習ったから知っている)として、勉強でも運動でも、あらゆる問題を習得し、そして自分のものとして、認識力を高め、人生で起こるあらゆる問題と向き合い、それに対処していくのだ。そこで、

 

男性
いや、1+1=2じゃないよ。

 

とか、わけのわからないことになれば、もう全ての今まで蓄積した認識を見直さなければならないから、家族や友人といった人間関係でさえも、生きている意味さえもわからなくなり、混乱して、パニック状態になる。だからまずは、『自分が経験したことは理解していると思い込む』ことは、人間が健全な精神で生きていく上で、とても必要なことなのである。だが、ゲーテの言う通り、『完全に理解した』ではなく、『ほぼ理解した』という認識にとどめておいた方が良さそうだということだ。

 

ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

それは今書いたばかりの『人間の認識』の話だ。

 

手塚治虫の言うように、

 

これぐらい柔軟性のある考え方を持ちたい。湯川秀樹もこう言っている。

 

つまり、人間から見て間違いなくそうであろうという事実を見ても、その導き出した正当性に依存しない考え方を持つ必要がある。単純に、そう考えることが出来れば、とても賢明だ。むしろ、決めつけてしまう発想は、とても浅薄である。

 

 

 

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