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ゲーテ『焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

焦ると後悔し、後悔すると更に後悔する。数字を振って考えると、

 

  1. 焦る
  2. 後悔する
  3. 更に後悔する

 

だ。だとしたら、その1を止めたい。そうすれば、後悔したことを更に後悔するという悲惨な状況は訪れない。焦るとなぜ後悔するのかというと、『乱れる』からだ。乱れたら普通、正常ではない結果が捻出される。例えば、人はホームとアウェイによって、パフォーマンスに変化が出ることは周知のとおりだ。緊張する面接やスピーチの前で、いつもとは違う正常ではない状況を経験するとき、人は何もない場所で躓いたりしてしまうことがある。普段なら絶対にそういうことはないのだ。それも、『乱れ』によって生まれてしまった、バグなのである。このバグを最小限に抑えたい。後で振り返って後悔するのは、このバグについてなのである。

 

例えば、タイガー・ウッズイチローといった超一流選手は、なぜあれほどまでに努力を重ねているのに、土壇場になってプレイに乱れが出てしまうことがあるのだろうか。権威ある脳科学者、池谷裕二氏の著書『単純な脳、複雑な「私」』にはこうある。

たとえ同じ場所、同じ距離、同じクラブと、全てを同じ条件して打ったとしても、なぜかうまくいくときと、いかないときがあるんだ。それはなぜかって話。(中略)では、その握力の強弱は、何によって決まるのか、というのがこの論文。結論から言うと、それは『脳の揺らぎ』で決まる。(中略)──ゆらぎ。そう。回路の内部には自発活動があって、回路状態がふらふらとゆらいでいる。そして『入力』刺激を受けた回路は、その瞬間の『ゆらぎ』を取り込みつつ、『出力』している。つまり、『入力+ゆらぎ=出力』という計算を行うのが脳なんだ。となると『いつ入力が来るか』が、ものすごく大切だとも言えるよね。だって、その瞬間のゆらぎによって応答が決まってしまうんだから。結局、脳の出力はタイミングの問題になってくる。

 

つまり、彼ら一流の人間ですら、バグがあり乱れがある。焦ると心にこうした乱れが起きるから、それを最小限に抑えたいのである。いつだって冷静さを忘れないようにしたい。

 

 

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