偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
プルタルコスは言った。
偉人の言葉や格言というものには、耳を傾けなければならない。そうしなければ、『永久に同じことを繰り返す確率』が、けた外れに上昇してしまう。例えば、経済学の巨人と言われたガルブレイスは、1636年のチューリップ狂の経験以来、 何も変わらないある法則を見極め、こう言っていた。著書『バブルの物語』にはこうある。
『個人も機関も、富の増大から得られるすばらしい満足感のとりこになる。これには自分の洞察力がすぐれているからだという幻想がつきものなのであるが、この幻想は、自分および他の人の知性は金の所有と密接に歩調をそろえて進んでいるという一般的な受け止め方によって守られている。』
ガルブレイスに言わせてみても、もう400年以上もの間、人間は同じ過ちを繰り返しているのであり、それはまさしく、人間の根本が恒久的に変わらず、未熟であることを示唆しているのである。つまり、その未熟さを少しでも穴埋めするのが、偉人、賢人が突き詰め、捻出した言葉なのだ。ガルブレイスの言葉一つを重んじるというだけでも、『自分の知性は金の所有と密接に歩調を揃えて進んでいる』と考えることは絶対にない。あるのであれば、それは偉人、賢人の言葉をないがしろにし、一生こどものままでいるということなのである。
しかし、アリストテレスは言った。
そうはいっても、『そんなことはわかっていたはずだった』というのが、人間というものである。誰もが理性的にはわかっていた。しかし、気づいたら足を踏み外していたのだ。だとしたら人間がやるべきことはなにか。『後始末』ではなく、『前始末』であり、『底始末』である。
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