脳にあるフィルターのようなもの。RASとは自分にとって都合の悪い情報をシャットアウトするフィルターである。例えば寝ようとするとき、部屋や外から雑音が聞こえる。扇風機の音、子供の遊び声、セミの鳴き声。しかし、いつの間にか気にならなくなって、寝てしまっている。このとき、RASが、『不要と判断した音を遮断した』のである。このRASの働き次第では、『本当は有益な情報』も遮断され、頭に残らない。RASの働きを正常にすることが、現状からのレベルアップのカギなのだ。
ちなみにこのRASのはじき出した結果の事を、『スコトーマ』という。『スコトーマ』とは、そのRASが出した結果の事である。スコトーマは、もともと眼科の用語で『盲点』を意味するもの。ここでいうスコトーマとは、視覚情報だけでなく、聴覚情報や触覚情報など、全感覚情報を含んでいる。
参考文献
まずは親を超えなさい!