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テンション(張り)の法則

これは私が独自に考えた法則だが、もしかしたらこれに近い概念は存在するかもしれない。ただ、随分と長い間、この問題をどう言い表せばいいかが分からなかったため、こう名付けた。

『テンション(張り)』。つまり、輪ゴムのテンションを考えればわかりやすいように、輪ゴムは、自身が持つ耐久性以上のテンション(圧力)がかかれば、ちぎれてしまい、ギリギリまでのテンション(圧力)であれば、そこから解放された後に、現状の位置から大きく飛躍する(飛ぶ)。そして当然、テンション(圧力)がかからなければ、現状の位置に、そのまま存在するだけである。

これが私は、『人間の成長の仕組み』にとても似ていると考えた。つまり、『悔しさをバネに』、『神は乗り越えられる試練しか与えない』、等の背景にある現象を、もっと具体的に説明した法則である。私の周りも含めた、多くのお金を掴んだ人達の共通点に、『幼少期の貧乏体験』というものがある場合が多い。荒んだ家庭に生まれた子供が、『温かい家庭』に憧れ、貧弱体質に育った子供が、『屈強な空手家』になる。

その『テンション(圧力)』が、その人達にとって、もう少しだけ強くのしかかっていたとしたなら、もしかたしたら彼らは、飛躍することなく、ちぎれてしまっていたかもしれない。そう考えると、彼らにかつてのしかかった『テンション(圧力)』は、彼らを飛躍させるための、重要な圧力だったのである。私自身もこれを良く理解しているつもりで、今後このことについて、更なる研究を重ねていくつもりである。

参考文献

by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

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