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逆ラチェット効果のジレンマ

人間にラチェット効果があるのがわかったのはいいが、今度は、それの逆バージョンで考えてみる。人間には『コンフォートゾーン(快適だとかんじる領域)』があるが、過去に大きなショック、精神的ダメージを受けた人間は、『そこ』が自分の中でのレッドゾーンへのボーダーライン、つまり、『アン・コンフォートゾーン』へのラインになる。それを考えた時、『逆ラチェット効果のジレンマ』という考え方が生まれるのだ。


それは、『そういう人は、試練を乗り越え、実に忍耐強くなっているのはいいが、ちょっとやそっとのことじゃレッドゾーンだと認識しないため、危機的意識を感じることができない。そのため、(このままじゃまずい)と、自分にムチ打つことができなくなってしまう。』ということなのだ。ぜひ、貴重な体験を『人生の糧』にして、とどまることなく前に進んでいきたいものだ。


参考文献

by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

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