経済用語。別名『スケールメリット』である。例えば、工場で沢山モノを作れば作るほど1個あたりの経費が少なくなる。作業の効率化などの要因により生産性が向上した結果、製造コストの平均値が下がり、 利益率が高まる傾向を差す。扱う規模が大きければ大きいほど、一つの商品製造にかかる経費を削減でき、その結果、その商品を安く販売することが出来る。
運搬等で考えてもそうだ。少量を毎日一回ずつを100往復するのと、100往復分の量を一回で運搬するのとでは、それにかかる経費(ガソリン代、人件費)等を一気に削減でき、結果的にコストを劇的に抑えることが出来る。例えば新しいテクノロジーによって生まれた新進気鋭の商品が、最初は高いが、徐々に浸透していき、年月が経つと、当初の値段の半額以下になっているケースを見かけるが、あれも往々にしてこれが関係している。『人気が出た』から『大量生産出来る』ようになり、そのスケールメリットによって『規模の経済』が生まれ、『コストダウン 』出来、『価格が安くなった』のだ。
参考文献
クラウド化する世界