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亀井勝一郎『青年時代に一番大切なことは、いつまでたっても解決できないような途方にくれるような難題を、自己の前に設定することではなかろうか。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

村上龍は言った。

 

そこに書いた私の経験は、この亀井勝一郎の話と密接にリンクしている。私が突きつけられていた難題は、『宗教』だった。

 

キリスト教である。

キリスト

 

しかし私の親は、

 

私たちのやっているのは、キリスト教ではない。

 

だとか、

 

宗教ではなく、信仰だ。

 

とか、わけのわからないことを言って、毎週日曜日、聖書を持って集いに出かけていた。当時10代だった私にとって、そのあまりにも複雑すぎる難題は、到底解決不可能の様に思えた。しかし私は、父親が肝臓がんで余命宣告されたことを受け、その難題を事故の前に設定することを決意したのだ。

 

最初は(これで楽になれる)と思った。もうこれ以上、その解決不可能な難題について悩まされることは無いと思った。しかし、親が死ぬというのに、涙一つ流さず、(楽になれる)と思う自分を俯瞰で見た時、ここにいるのは本当に人間なのだろうかと、気づかされたのだ。私が今、『四聖』に数えられる、

 

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

キリスト

キリスト

そして世の偉人たちと向き合うことが出来ているのは、

偉人

 

かつて強いられた、家庭にあった難題のおかげである。確かにその大きくて複雑すぎる問題に、一時はお手上げ状態だった。しかし、今ではこの環境に感謝している。今でも私は、一切の冠婚葬祭で行う宗教的儀式を嫌い、家族親族で行われる食事会には顔を出すことは出来ないが、それでも私は、この人生に満足している。唯一無二のこの意志に心底から素直になった結果が今の決断なのだ。人生の黄昏時を迎えた時、その命の儚さを思い知るその瞬間、私は、せめて周りや常識に流されず、そのたった一つの意志を貫き、守り抜いたことに、誇りを覚えることだろう。

 

 

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